第3回高専防災減災コンテスト最終審査会
一橋大学の一橋講堂にて、2024年12月22日に「第3回高専防災減災コンテスト最終審査会」が開催されました。このイベントは、独立行政法人国立高等専門学校機構と、国立研究開発法人防災科学技術研究所及び公益財団法人国際科学振興財団の共催によって実施されました。
本コンテストは、高等専門学校に在籍する学生たちに向け、自らのアイデアを通じて地域の防災や減災に関する課題を解決する機会を提供することを目的としています。参加者たちの取り組みは、地域の災害レジリエンスを高めるための重要な役割を果たしています。
最終審査会では、書類審査を通過した10チームが、試作や実験、関係者へのインタビューなどを行い、各自のアイデアの検証結果を発表しました。この結果、審査員によって評価が行われ、いくつかの賞が授与されました。受賞チームは以下の通りです。
受賞結果
- - 文部科学大臣賞: 函館工業高等専門学校「船外機を発電機へ~被災地でデンキを~」
- - 高専機構賞: 奈良工業高等専門学校「ぽこぽこまっぷ~触って分かる!あなただけのセーフティールート!~」
- - 防災科研賞: 沖縄工業高等専門学校「災害時孤立地域の情報架け橋 アドホック防災ヘルメットの開発」
- - 国際科学振興財団賞: 新居浜工業高等専門学校「防音イヤーマフーおとな紙さんー」
- - NHK会長賞: 明石工業高等専門学校「だうでぃ~doubting disaster~」
- - 応用地質賞: 木更津工業高等専門学校「瓦礫埋没者位置推定IoTシステム」
- - 関電工賞: 函館工業高等専門学校「船外機を発電機へ~被災地でデンキを~」
開催概要
- - 日時: 令和6年12月22日(日) 11:30 ~ 16:00
- - 会場: 一橋大学一橋講堂、東京都千代田区一ツ橋2-1-2 学術総合センター内
- - 主催: 独立行政法人国立高等専門学校機構、国立研究開発法人防災科学技術研究所、公益財団法人国際科学振興財団
- - 協賛: 応用地質株式会社、株式会社関電工、三菱電機エンジニアリング株式会社
- - 後援: 文部科学省、一般社団法人全国高等専門学校連合会、日本放送協会 (NHK)
高専機構の使命
独立行政法人国立高等専門学校機構は、社会に必要な技術者を育成するため、中学校卒業生を対象にする5年間の一貫教育を実施しています。高専では、早期の段階から実験や実習を重視し、卒業時には大学と同等以上の専門知識や技術を持つ人材を育てています。卒業生たちは、日本の産業や社会の発展において重要な役割を担っています。
機構の基本情報
- - 設立: 2004年(平成16年)4月
- - 所在地: 東京都八王子市東浅川町701-2
- - 理事長名: 谷口功
- - 公式サイト: 高専機構公式サイト
防災科学技術研究所
国立研究開発法人防災科学技術研究所は、1963年に設立され、防災科学に関する基礎研究や技術開発を行っています。
研究所の基本情報
- - 所在地: 茨城県つくば市天王台3-1
- - 理事長名: 寶馨
- - 公式サイト: 防災科学技術研究所
国際科学振興財団
公益財団法人国際科学振興財団は産業の発展や国民の生活向上を目的とした研究開発や国際交流を促進する団体です。
財団の基本情報
- - 所在地: 茨城県つくば市春日3-24-16
- - 会長名: 住川雅晴
- - 公式サイト: 国際科学振興財団