旭日産業が新型サーマル・スマートセンサカメラを発表
旭日産業株式会社は、最新のテクノロジーを搭載したサーマル・スマートセンサカメラ、FLIR A400およびA700シリーズの発売を開始しました。本日より、ユーザーからの予約も受け付けています。これらの新型カメラは、体表面温度を非接触で測定することができ、特に高い体温を示す人のスクリーニングを行うための強力なツールとなります。ただし、注意点として、これらのカメラは厳密には人の体温を測定する器具ではないことも理解しておく必要があります。
製品の特長
FLIR A400は320×240ピクセル(約7.7万画素)の解像度を持ち、フレームレートは30Hzです。対するFLIR A700は、640×480ピクセル(約30万画素)の解像度を誇り、同じく30Hzのフレームレートを実現しています。どちらもオートフォーカス機能を搭載しており、有線接続だけでなくWi-Fi接続も可能です。価格はオープンプライスとなっており、市場での展開に期待が寄せられています。
新たなソフトウェアの展開
さらに、体表面温度スクリーニングをよりスムーズに行うための新しいソフトウェア、FLIR Screen-EST™ Skin Temperature Screening Softwareも近日中に登場する予定です。このソフトウェアは、スクリーニングエリアに進入した人の顔を認識し、最高温度点を迅速に計測します。顔認識技術を使用することで、温かい飲み物などが周囲にあっても、測定結果に影響を与えることが少なくなるのです。
幅広い応用可能性
FLIR A400およびA700は、体表面温度の測定だけでなく、様々な用途に利用可能です。例えば、カメラを離れた場所に設置し、タブレット端末を通じてその状態を確認することもできます。このように多機能なスマートカメラシステムは、広範囲にわたる業界での利用が期待されており、特に製造ラインや重要インフラの監視、環境安全衛生(EHS)改善などに貢献します。
カスタマイズ可能なシステム設計
FLIRは、このA400/A700カメラを二つの構成で設計しており、ユーザーの特定のニーズに応じた適応性を高めています。サーマル・スマートセンサー構成は高皮膚体温の測定に適しており、重要な判断を迅速に下すための警報装置も搭載されています。一方、画像ストリーミング構成は、複数のサーマル画像を同時にストリーミングすることができ、製造プロセスの最適化や品質保証に寄与します。利用者は、自らの目的に応じて、A400またはA700のカメラを選定し、必要なレンズや機能を追加してカスタマイズすることが可能です。
まとめ
旭日産業株式会社が展開するFLIR A400/A700シリーズは、技術の進化を体現した製品であり、さまざまな場面での活用が期待されています。非接触で行える体表温度の測定機能や多機能性により、今後ますます市場での需要が高まることでしょう。詳細については公式ウェブサイトをご覧ください。
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