Shureがインド・ハイデラバードに新拠点を設立し製品開発を加速
アメリカのオーディオ機器メーカーShureが2019年12月、インド・ハイデラバードに新たな拠点を開設しました。この新しい拠点は、同社がインドにおけるプレゼンスを強化するための重要なステップであり、2018年に設立されたバンガロールの拠点に続く、インドにおける2番目の施設となります。新拠点は、コペンハーゲン、エジンバラ、ナイルズ、蘇州に次ぎ、Shureの製品およびソフトウェア開発のエンジニアリングセンターとして位置づけられており、主に自社の製品ポートフォリオを拡充するためのソフトウェアインテリジェンスを提供します。
ハイデラバードの拠点では、テランガーナ州政府の高官やTCS社の責任者、ShureのCEOおよびCTOなどが出席したオープン記念イベントが行われました。この場では、Shureにおけるソフトウェア開発の重要性が改めて強調され、ハイデラバードのエンジニアリングチームがどのようにして社内製品開発を支援してきたかが紹介されました。
特に、ハイデラバードでのソフトウェア開発は2013年から始まり、多くの製品の付帯ソフトウェアの開発やシステム検証に貢献してきました。ShureのAvinash Vaidya氏は、ソフトウェアがハードウェアの販売において欠かせない要素であるとし、今後もハイデラバードのエンジニアたちが革新に寄与し続けることが期待されています。デジタル時代において、Shureは製品ポートフォリオの拡大を目指し、この新しい拠点がその成長戦略に寄与することを見込んでいます。
テランガーナ州政府の行政担当大臣は、Shureの誘致が州の産業発展に貢献することを期待しており、Shureの優れた技術力が地域の産業をさらに発展させるとしています。また、新拠点の開設により、インドのITサービス企業TCSとのパートナーシップも一層強化される見込みです。
Shureは1925年に設立され、その高品質なオーディオ機器で広く知られています。今回の新拠点によって、同社はインド市場での競争力をさらに高め、今後も革新的な製品を提供し続ける姿勢を示しています。ハイデラバードのエンジニアリングセンターは、Shureの製品全般にわたるソフトウェア設計や開発に取り組むこととなり、グローバル市場での競争においても重要な役割を果たすことが期待されています。今後、Shureのさらなる成長と地域経済への貢献が注目されます。
会社情報
- 会社名
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シュア・ジャパン株式会社
- 住所
- 東京都港区虎ノ門城山トラストタワー35階
- 電話番号
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