新たな伝統の可能性
2024-04-30 12:00:01
飛騨高山で初開催の伝統工芸ネイルコレクションが話題に
2024年4月13日、飛騨高山において、「飛騨春慶ネイルコレクション2024」が初めて開催され、地元の人々を中心に100人以上が訪れる盛況となりました。このイベントは、飛騨高山の伝統工芸である飛騨春慶塗を基にしたネイルアートを披露し、地域の伝統を新たな形で再発信することを目的としています。
飛騨春慶ネイルとは?
飛騨春慶ネイルは、飛騨高山の伝統的な塗装技法を用いて創作されるネイルアートです。木材を加工し、漆で仕上げるその技術は、通常のネイルチップとは異なり、非常に手の込んだプロセスを経て完成します。ネイリストの佐藤直子さんが地元産の檜(ヒノキ)、栃(トチ)、栗(クリ)を使用し、塗師の川原俊彦さんが漆を施すことで、ネイルアートとしての美しさが一層引き立てられます。
コレクションの様子
コレクションは、飛騨高山まちの博物館内の酒蔵ホールで行われました。この会場は、高山の土蔵を活かした素晴らしい空間で、ランウェイには多くの観客が集まった結果、観覧チケットはすぐに完売しました。
この特別なイベントの幕開けを飾ったのは、飛騨春慶弦楽器のヴァイオリンによる生演奏でした。その後、10名のモデルがそれぞれのネイルアートを身に着けてランウェイを歩く姿は、見ごたえ充分です。20作品が披露され、うち8種類は伝統的な飛騨春慶塗を使用し、3種類は初めてお披露目される新作でした。
来場者の反応
観客からは「本気で飛騨春慶ネイルで世界に挑戦する姿勢が伝わった」「こんな素晴らしいコレクションを飛騨で見られるとは思わなかった」という声が寄せられ、驚きと称賛が広がりました。また、コレクションには地元中学生によるダンスパフォーマンスも加わり、地域の協力が感じられる温かいイベントとなりました。
地元の支援と今後の展望
このコレクションは、地元企業やスポンサーからの支援によって実現しました。飛騨高山の伝統工芸を未来に繋ぐために、今後も活動を続けていく所存です。「飛騨春慶ネイル」が地域の伝統工芸を広く名を知らしめ、持続可能な形で未来に引き継がれていくことが期待されています。
イベントの成功を糧に、飛騨春慶ネイルの活動は今後も継続していく計画です。地元の魅力を発信しつつ、伝統工芸を世界に広めるための努力が続けられることを、我々は期待し応援しています。
会社情報
- 会社名
-
飛騨春慶ネイル倶楽部
- 住所
- 岐阜県高山市下岡本町1575-1住工房 Atorie”内
- 電話番号
-
090-5111-9223