九州CFOの会が広島と連携し新たなCFO育成プログラムを始動

九州CFOの会、広島県と連携し「CFO BASE HIROSHIMA」始動

2025年より、九州CFOの会（代表：村上篤）と広島県およびJ-WEST CFO Communityが協力して、新たなプログラム「CFO BASE HIROSHIMA」を開始します。本プログラムは、CFO育成と資本政策支援に特化した全国的にも稀な取り組みであり、西日本の成長企業を支える人材と基盤の強化を目指しています。

背景

企業が成長するためには、経営における重要な役割を果たすCFOの存在が不可欠です。資金調達や予算管理、IPO準備、M&A、IR活動などに加え、特にスタートアップ企業では人事や総務・広報といったコーポレート全般を統括できるスキルが求められます。しかし、地方ではこのようなスキルを持つCFO人材が不足しているのが現状です。

そこで、九州CFOの会では現役CFO同士が協力し、知識や経験を地域に還元する「CFO人材エコシステム」を構築し、多くのCFOを九州から輩出することを目指しています。この取り組みを「ひろしまユニコーン10」プロジェクトと連携させ、広島県内でのCFO人材育成と資本政策支援を進めます。

プログラムの特徴

主な特長としては以下の五本柱があげられます：
1. 相談する（個別相談窓口）
2. 学ぶ（全6回の勉強会）
3. 深める（少人数制育成プログラム）
4. 活用する（資金支援）
5. 繋がる（交流イベント）

1. 相談する（個別無料相談）

現役CFOやコーポレート領域の専門家による無料相談窓口を用意します。ビジネスモデルや資本政策、事業計画に対して専門家からのアドバイスを受ける機会です。相談窓口は毎週木曜日にオンラインでの対応も行います。

2. 学ぶ（全6回の勉強会）

CFOに必要な知識を体系的に学ぶための計6回の勉強会を実施し、現役CFOの実務や哲学を学ぶことが出来ます。参加は無料で、広島市内のHiromalabで行われます。

3. 深める（短期集中プログラム）

実践的なスキルを身につけるために、現役のCFOと密なディスカッションを行うプログラムを提供します。情報交換や意見交換を通じて、実務的なスキルを深めることができます。

4. 活用する（資金サポート）

「ひろしまユニコーン10」プロジェクトに基づくスタートアップ企業に対して、専門家を活用した資本政策策定や、CFOの採用に関わる資金面の支援を行います。

5. 繋がる（ネットワーキングイベント）

現役のCFOなどが集まり、学びや交流を深めるイベントを定期的に開催します。この機会を利用して地域のCFO同士のネットワークを広げるチャンスです。

九州CFOの会の役割

九州CFOの会は九州を中心にCFOの育成・強化を通じて、地域のスタートアップエコシステムの発展を目指しています。現役CFOとCFO候補者が知識や経験をシェアし、地域の発展に寄与するための組織として活動しています。

各支援活動の詳細は「CFO BASE HIROSHIMA」特設WEBサイトでご確認いただけます。

特設WEBサイトへ

この新たな取り組みが西日本の経済成長とともに、多くの企業に影響を与えることを期待しています。