新しいエネルギーの未来を考えるセミナー
11月21日(金)、JPI(日本計画研究所)が主催するセミナーが開催されます。このイベントは、広島大学大学院先進理工系科学研究科の市川貴之教授を迎え、水素、アンモニア、メタノールの低コスト化に向けた技術革新とその用途展開について詳しく学ぶ機会です。
セミナーの背景と意義
カーボンニュートラルの達成は、エネルギー分野において大きな課題となっています。特に再生可能エネルギーの利用を促進するためには、水素技術の確立が欠かせません。水素は再生可能エネルギーで生成できるため、クリーンなエネルギーキャリアとしての役割が期待されています。しかし、実現には水素の製造や貯蔵のコストをいかに低減できるかが鍵となります。市川教授は、この重要なテーマに基づき、最新の研究成果や技術的展望を共有されます。
セミナー内容
セミナーでは、以下のような内容が扱われます:
1.
水素利用社会の意義
- 水素とバッテリーの比較
- 素材としてとエネルギー源としての水素の役割
2.
水素製造・貯蔵のコスト
- 現在の水素製造コスト
- 貯蔵にかかるコスト
3.
水素貯蔵材料とその用途開拓
- 各種貯蔵材料の特性
- 熱化学昇圧システムや蓄熱技術
4.
エネルギーキャリアとしての水素
- アンモニアやメタノールの利用に関するコスト
- 分散電源としての役割
5.
質疑応答セッション
- 講師と参加者の直接対話の時間
6.
交流会
- セミナー参加者同士のネットワーキング
受講方法・受講料について
受講方法は、ライブ配信とアーカイブ配信の2種類から選べます。ライブ配信ではリアルタイムでの授業を受け、アーカイブ配信では後日、自分の都合に合わせて何度でも視聴可能です。
受講料は、個人での申し込みが37,770円(税込)で、社内からの同時申し込みでは32,770円に割引されるほか、地方公共団体の職員の場合は特別料金があります。
出席者同士での名刺交換や交流会も提供されるため、ビジネスのネットワークを広げる良い機会となるでしょう。
お問い合わせ・申し込み情報
セミナーは限定された枠で行われるため、興味のある方は早めに申し込むことをお勧めします。詳細や申し込みについては、
こちらからご覧ください。
JPIは、国家政策に基づいた知識の橋渡しを使命に掲げ、実践的な情報を提供し続けている団体です。このセミナーもまた、次世代のエネルギーを見据えた貴重な機会となるでしょう。
参加者が新たな知識を得て、これからのエネルギー社会を形成するべく、一緒に学び合えるパートナーシップを築くことを期待しています。