最近放送された『ABEMA Prime』に出演した柏木由紀が、AKB48に加入したばかりの頃のエピソードを語り注目を集めている。「アピールのために練習していた」との彼女の告白は、ファンの心をつかむ内容となりました。
柏木は、リハーサルが終わった後にスタジオに残る理由が、単なる練習ではなく、「私は練習に残る人だ」というアピールだと思っていたことを打ち明けました。彼女にとっては、残らないことで「選ばれなくなってしまうのではないか」といった不安があったという。このような不安から彼女は、自分を示すために練習を続けていたのです。
しかし、年数が経つにつれて、自分の努力と評価は必ずしも直結していなかったことに気付いたと彼女は振り返ります。今では定時で帰ることに共感できるようになり、周囲の人々の気持ちにも理解を示しています。
番組ではさらに、仕事の効率性や成果主義についての議論も展開されました。柏木自身は「AKB48は年俸制で、その年の頑張りが翌年の収入に反映される仕組み」と語り、長年活動してきた中で、自己の努力がどのように実を結ぶかを見つめ直す必要があると感じたことを明かしました。このことは、現代の職場における働き方にも通じるもので、均一な評価を受けられない環境においては、モチベーションを持ち続けることが難しいとも言及しました。
また、柏木は「メンタルの強さ」が現代社会で必要な要素であるとし、その背景に自身の成長過程があると分析。子供の頃から親が彼女の意見を大切にしてくる育て方をしていたからこそ、他人と比べることなく自分に集中できるようになったと語ります。彼女は「メンタルが強いとされる人は、必ずしも他人事を気にしない訳ではない」と強調し、自身の価値観を守りながらも他人に感情的に反応することは少ないとの見解を示しました。
また、現在の仕事や生活においてメンタルの弱さに悩む人々へは、「自分を責めず、少しずつ前に進むことが重要」とアドバイスを送りました。目の前の課題を一つひとつクリアしていくことで、自信をつけていく方法を提案し、共感を呼びました。彼女自身も多くの困難を乗り越えてきた経験があり、多くのリスナーにとって励ましとなったことでしょう。
この放送回は、ABEMAにて現在も見逃し配信中です。多様な議論が展開される『ABEMA Prime』での柏木の発言は、今後も多くの人々に影響を与え続けることでしょう。