千葉大学アカデミック・リンク・センターが再認定を受けた背景
千葉大学のアカデミック・リンク・センターは、全国で唯一の「教育・学修支援専門職」養成拠点としての役割を果たし続けており、令和8年8月5日に文部科学大臣から4度目の認定を受けました。この認定は、令和9年4月1日から令和10年3月31日までの期間で有効であり、教育の質向上に努める姿勢が評価されています。
センター長の竹内比呂也教授によると、近年の高等教育では、学生を中心に据えた学びを促進し、教員と職員が協力してその環境を整えることが求められています。そのために、教育・学修支援専門職の存在がますます重要視されており、アカデミック・リンク・センターはそのニーズに応えるべくプログラムを運営しています。
これまでの成果
本センターが展開する「アカデミック・リンク教育・学修支援専門職養成プログラム(ALPS)」は、平成27年からスタートし、大学内での教育・学修支援を目的とした体系的な研修を提供しています。このプログラムに参加した208名の受講生は、全国の高等教育機関の質向上に寄与しています。
さらに、令和29年からは本格的な履修証明プログラムを開始し、これまでに60回以上のシンポジウムやセミナーを開催。参加者は全国47都道府県から7千名以上に及び、多くの教育関係者が集まり情報の共有が進められています。これにより、アカデミック・リンク・センターは全国的な拠点として、教育・学修支援の質を高めるための重要な役割を果たしているのです。
今後の取り組み
4度目の認定を受けた後、アカデミック・リンク・センターはさらなる活動の拡大を計画しています。具体的には、以下のような取り組みを進めます。
1.
段階的なSDプログラムの拡充
入門から上級レベルまでの教育・学修支援専門職の養成プログラムを運営し、専門知識の普及を図ります。
2.
ALPSキャリアメンター制度の運用
専門職への道を目指す人々を支援するために、メンター制度を導入し、キャリア形成をサポートします。
3.
教育支援専門職認定制度
専門職としての認定制度を設け、質の高い教育支援を提供することを目指します。
4.
情報発信の強化
シンポジウムやセミナーを通じて、全国の教育支援に関する情報を発信し、地域に根ざした活動を強化します。
5.
リカレント教育機会の提供
教育・学修支援専門職のための継続的な学びの機会を提供し、専門性の向上に努めます。
大学側の期待と意欲
竹内教授は「学修者本位の教育が現代の高等教育において非常に重要であり、学生が自ら学ぼうとする姿勢を促す環境を整えるためには、その支援を行う人材が欠かせない」と述べています。アカデミック・リンク・センターは、今後も新しい教育環境に即したプログラムを展開し、一人ひとりの学びを豊かにする取り組みを継続していく意向です。
最後に
全国の大学教育が抱える課題に応えるために、アカデミック・リンク・センターは今後も支援を続け、専門職教育の質向上に寄与する活動を展開します。大きな期待が寄せられる中、教育関係者は、この取り組みがもたらす影響に注目し続けることでしょう。