株式会社NEWONEが2024年11月8日に発表した最新の調査レポートは、組織のエンゲージメント向上を志向した取り組みが特徴的です。このレポートでは、HRテック「Cocolaboカルテ」を基に、20代から50代の幅広い年代にわたる会社員共14192名を対象にした調査が行われました。調査期間は2020年4月から2024年8月までで、仕事と組織に対する満足度や働く上での意向について、様々な観点から分析されました。
調査の概要
この調査は、Cocolaboカルテの診断結果を基に分析され、以下の40項目が働く価値観を理解するための指標として設定されました。特に、若年層における成長志向と自信の乖離や、各職種に見られる特有のニーズが焦点に当てられています。
1. 若年層の成長を後押しする環境
20代前半の社員は、成長を促進する環境を最も重視する一方で、自信が低下しているという結果が浮かび上がりました。これは、キャリアの初期段階において自己肯定感を高めるサポートが求められる証拠と言えます。若年層とのコミュニケーションでは、フィードバックを通じて彼らの成長を実感させることが重要です。
2. 職業別の満足度の違い
調査結果から、事務職は自組織で長く働き続けたいという意向が最も高い一方で、サービス職ではこの多くの社員が仕事に満足感を持っていないことが分かりました。特に、顧客と接する機会が多いサービス職の社員に対しては、仕事を意味づけする施策が必要とされています。
3. 営業職のニーズ
営業職の社員はともに、成長につながる仕事と環境、能力の発揮に関する意向が高いという結果が見られました。このため、営業職に属する社員には、単に数値的な成果だけでなく、その成長の過程を確認する機会を提供することが求められます。
今後の展望とNEWONEの活動
この調査に基づく示唆は、企業の人事戦略において特に若年層の成長支援が求められることを浮き彫りにしています。NEWONEはエンゲージメントの向上と、関係性の強化をテーマにした企業向けのコンサルティングサービスを提供し続けています。具体的には、専門性を高めることや、業務運用の効率化を推進する働き方の改善が期待されています。
また、NEWONEでは従業員体験の向上を目指した書籍を発表しており、今後も企業と社員の良好な関係構築に寄与し続ける意志を示しています。
株式会社NEWONEについて
NEWONEは、2017年に設立され、「他にはない新しい価値を生み出す」という理念のもと、社員が自発的に仕事に対する熱意を持てるような環境づくりを進めています。近年では人的資本経営が注目されている中、同社の取り組みは多くの企業に影響を与えています。詳しい情報は公式ウェブサイトをご覧ください。