サーキュラーエコノミーイベント
2023-12-30 17:31:28
日本のサーキュラーエコノミー推進で未来を拓くキックオフイベントの様子
日本のサーキュラーエコノミー推進で未来を拓くキックオフイベント
一般社団法人 資源循環推進協議会(以下、RRC)は2023年12月27日、東京都千代田区にて設立を祝い、サーキュラーエコノミーの重要性を強調するキックオフイベントを開催しました。「日本を世界のサーキュラーエコノミーのトップランナーに導く」と題されたこのイベントには、想定を超える約300人が参加し、活発な議論が行われました。
約120の企業・団体が参画
イベントは、協議会の顧問で元内閣府事務次官の松山健士氏、同じく顧問の小泉進次郎衆議院議員からのメッセージで幕を開けました。松山氏は、サーキュラーエコノミーが日本の国家戦略として欠かせないものであることを強調し、協議会との連携の重要性を述べました。さらに、経済産業省の田中将吾産業技術環境局資源循環経済課長も参加し、協議会の活動が時宜を得たものであると評価しました。
事務局長の笹木隆之氏は、協議会設立からわずか2か月で約120の企業や団体が新たに参加したことに感謝の意を表しました。これにより、サーキュラーエコノミーの推進活動が本格的に始動することが期待されます。
協議会への熱い想い
次に、協議会の理事および監事11人がそれぞれ自己紹介と協議会に対する思いを語りました。サーキュラーエコノミーや持続可能性にとって、それぞれの立場からのアプローチが求められる中、日々の業務で直面する課題や成功事例を共有しました。また、新たにTOPPAN株式会社の糸谷祥輝常務執行役員、大日本印刷株式会社の坂田英人執行役員が新理事として加わることが発表されました。
子どもたちのメッセージ
イベント後半では、小学生ゲストによるセッションが行われ、「大人も子どもも関係なく地球の問題に取り組む未来へ」と題した発表が行われました。小学4年生の石丸和花さんは、自身の描く未来の地球について語り、環境問題の重要性を強調しました。また、同じくCHEERSで活動する小学6年生の細井愛茉さんも、自ら設立した環境活動団体について説明し、ゴミ拾いゲームの紹介など行いました。
参加者同士の意見交換
参加者同士の「ミートアップ」プログラムでは、小グループに分かれて「サーキュラーエコノミーの未来」をテーマに意見交換が行われました。参加者は日頃の業務で直面している課題や、自らの取り組みを共有し、さらなるネットワークを形成しました。この取り組みを通じて、協議会は会員の声を政策提言に活かす方針を掲げています。
今後の展望と定期イベントの計画
経済産業省と環境省の担当者からも、サーキュラーエコノミーを通じた産業競争力の強化につながるメッセージが寄せられ、協議会との協力を推進したいという意向が示されました。事務局からは今後のイベント情報が発表され、交流会やセミナーなど、定期的な活動の実施が予定されています。会員募集も行われており、興味がある方は協議会ホームページを確認することをお勧めします。
このイベントを契機に、さまざまな業種の企業が共同でサーキュラーエコノミーの実現に向けて取り組む姿勢が高まることが期待されています。
会社情報
- 会社名
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一般社団法人資源循環推進協議会
- 住所
- 千代田区有楽町1-2-2東宝日比谷ビル15F
- 電話番号
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