ウェルビーイングと認知科学の未来を探るシンポジウム
立命館先進研究アカデミー、通称RARAは、2025年3月12日(水)に「動的な知覚・行動とウェルビーイングの未来図」というテーマでシンポジウムを開催します。京都市中京区にある立命館大学朱雀キャンパスで行われる本シンポジウムは、認知科学の分野での最前線の研究を参加者に公開し、心の健康と人間らしさについての深い議論を促すことが目指されています。このイベントは同時にオンラインでも配信され、広く一般に参加が可能です。
立命館先進研究アカデミー(RARA)の設立背景
立命館大学は、「挑戦をもっと自由に」を掲げる学園ビジョンR2030のもと、社会共生の価値を創出する次世代研究大学への進化を求め、先導的かつ先進的な研究を推進しています。その一環として2021年に設立されたRARAは、革新的な研究を行う研究者の集まりで、42名のフェローが「志」「共創」「変革」「信頼」の指針のもと、共に研究活動を行っています。
最近、RARAの一員である和田有史教授が新たにフェローに昇進し、これにより組織はさらなる研究の進展を期待されているとのことです。
シンポジウムの概要
このシンポジウムには、立命館大学、京都大学、大阪大学からの認知科学のトップランナー5名が参加し、生成AIの発展が私たちの知覚や行動に与える影響や、急速に変化する現代社会の中での人間らしさについて議論します。特に、現在の価値観の変化の中で私たちがどのようにウェルビーイングを追求し、豊かな未来を描くべきかについて深く考える機会となるでしょう。
本イベントでは、質感認知や五感統合、行動の動因、認知の不定性などのテーマが紹介され、私たちの内面的な経験と行動の変動についての新たな視点を得ることができます。アフターコロナで変化する社会の中で、私たちはどのように自己の認識や行動を育てるべきか、一緒に考える時間となるでしょう。
今後の予定と申し込み方法
シンポジウムは、2025年3月12日(水)9:30から14:20まで、もしくはZoomによるライブ配信で行われます。参加費は無料で、事前にPeatixから申込が必要ですが、定員に達し次第締め切られますのでお早めの申し込みをおすすめします。
視聴用URLは申し込み後にメールでお知らせされるため、特にオンライン参加を希望される方は注意が必要です。また、使用言語は日本語で、参加者は400名までの現地参加と500名のオンライン参加が可能です。
このシンポジウムを通じて、参加者は自らの価値観や心の在り方を見つめ直し、人間らしさを保つ道を探ります。「自分が見ている世界は本当の現実なのか?」や「人間らしく生きるとは?」といった問いを思索する貴重な機会になること間違いありません。
ぜひ、この機会に最新の認知科学に触れ、新たな知見を得ることで、未来のウェルビーイングのヒントを得ていみてはいかがでしょうか。参加をお待ちしています。