阪神電鉄が2025年に実施するダイヤ改正の詳細
阪神電気鉄道株式会社(本社:大阪市福島区)は、2025年2月22日(土)にダイヤ改正を行うと発表しました。これは2025年4月に予定されている大阪・関西万博の開幕に向けて、利便性をより一層高めることを目的としています。今回の改正では、特に「快速急行」の増発や所要時間の短縮、深夜の特急の新設が注目されています。以下にその詳細をお伝えします。
ダイヤ改正のポイント
ダイヤ改正の主なポイントは次のとおりです:
1. 平日昼間時間帯における「快速急行」の増発
2. 昼間時間帯の「快速急行(神戸方面)」の所要時間短縮
3. 昼間から夕方にかけての阪神なんば線「普通」(準急・区間準急を含む)の運転間隔を10分間隔に
4. 大阪梅田からの深夜便の新設及び延長
これらの変更により、お客様の移動が一層スムーズになることが期待されています。
詳細な変更内容
1. 快速急行の増発
平日昼間時間帯に運行される「快速急行」は、これまでの1時間当たり2本(30分間隔)から、1時間当たり3本(20分間隔)へと増発されます。これにより、西九条や九条、ドーム前、大阪難波、近鉄線方面への直通列車が増え、利用者にとってのアクセスの向上が図られます。
毎日の運行本数は、神戸三宮方面から大阪難波間が41本から47本に、大阪難波から神戸三宮間が36本から41本に増加します。さらに、急行についても、大阪梅田~西宮間および大阪梅田~尼崎間を各20分間隔で運行することになり、運行の安定性が増します。
2. 所要時間の短縮
大阪難波から神戸三宮へ向かう平日及び土休日の「快速急行」は、停車時間を見直し、平均43分から41分に短縮することで、利便性が向上します。この短縮により、特にビジネス利用者にとっては大きなメリットがあるでしょう。
3. 阪神なんば線の運転間隔
阪神なんば線の「普通」電車(準急・区間準急を含む)の運転間隔も見直され、現行の最大13分から概ね10分間隔に統一されます。これによって、尼崎における本線接続列車も「急行」および「快速急行」として統一されるため、乗換えも簡潔になります。
4. 深夜の新設および延長
平日・土休日の深夜に運行される大阪梅田発の「急行」は、これまでの甲子園行きから御影行きに行先変更され、運転区間が延長されます。また、新たに大阪梅田24時15分発の「特急 神戸三宮行き」という便も新設されます。この変更により、大阪梅田エリアや大阪難波エリアでの滞在時間が拡大することが期待されています。
最後に
今回のダイヤ改正によって、阪神電鉄の利用者にとってますます便利な環境が整うことになり、特に2025年4月に開幕する大阪・関西万博に向けた重要なステップとなるでしょう。
運行時刻に関する詳細は、2025年1月上旬に阪神電鉄のホームページで発表されます。今後の動きにも注目です。
阪神電気鉄道は「“たいせつ”がギュッと。」というブランドスローガンのもと、利用者のニーズに寄り添ったサービスを提供し続けていくことを誓っています。さらなる利便性向上と安心安全な運行を期待しましょう。