入場料制の本屋「文喫 栄」、オープン2か月で入場者数2万人を突破!
2024年4月23日にオープンした、入場料制の本屋「文喫 栄」が、オープンから約2か月で入場者数2万人を突破しました。これは、1号店の「文喫 六本木」の開業時を上回るペースです。
「文喫 栄」は、名古屋の新ランドマークタワーとなる新生「中日ビル」の2階に位置し、約370坪の広大な空間を誇ります。喫茶店文化が根付いた名古屋ならではの「本屋と大喫茶ホール」というコンセプトのもと、入場無料の本屋エリアと、テイストの異なる4つの空間に分かれた有料の滞在エリアを展開しています。
オープン以降、盛況が続いており、5月の大型連休後も、1日あたり300人前後が有料エリアに来店しています。また、平均滞在時間は、オープン直後から30分程度伸びており、回数券を利用するリピーターも増加しています。
名古屋らしさ満載!こだわりの空間とメニュー
「文喫 栄」の魅力は、名古屋らしさを随所に感じられる空間とメニューにあります。
1. 大喫茶ホール入口のステンドグラス
鉄板焼きナポリタンやプリン・ア・ラ・モードなど、名古屋名物を描いたオリジナルデザインのステンドグラスは、圧巻の美しさです。50種類以上のガラスを使い、299枚ものガラスを組み合わせた、こだわりの逸品です。
2. 常滑焼のタイル
大喫茶ホール内「喫茶セントラルサニー」の大きな柱には、常滑焼のタイルが使われています。濃淡さまざまなコバルトブルー系のタイルを組み合わせたユニークなデザインが目を引きます。
3. エビフライモチーフ
内装デザインの構想段階では予定になく、空間を作り込んでいく過程で加わったのが、エビフライのオブジェクトです。遊び心満載のデザインが、来場者の心を和ませます。
4. 赤味噌を使ったキーマカレー
看板メニューの「彩り野菜のキーマカレー」は、ルゥの上にかかった特製ソースに赤味噌を使用しています。名古屋の味を存分に楽しめる一品です。
5. 名古屋本コーナー
「文喫 栄」では、食文化、方言、郷土史、観光情報、愛知県ゆかりの作家・著名人の本など、名古屋の魅力が詰まった「名古屋本」のコーナーを設けています。
6. 地元企業やクリエイターとのコラボレーション
「文喫 栄」は、地元企業やクリエイターとのコラボレーションも積極的に行っています。企画展や喫茶メニューを通じて、名古屋のおいしいもの、たのしいことを発信しています。
デザートプランやアルコールメニューも充実
「文喫 栄」では、2024年6月より、大喫茶ホールへの入場料とデザートがセットになったデザートプランがスタートしました。シフォンケーキ、フレンチ小倉トースト、月替わりコラボメニューから好きなデザートを選べます。
また、6月からは、クラフトビールの提供も開始されました。コク深く香ばしいアンバーエールから、甘くさわやかなフルーツビールまで、5種類からお選びいただけます。
入場料制の本屋「文喫」とは
「文喫」は、ブックディレクターが選書した約3万冊の本と、企画展やイベント、こだわりの喫茶を楽しめる、入場料制の本屋です。2018年12月にオープンした「文喫 六本木」に続き、2024年4月には「文喫 栄」がオープンしました。
「文喫」は、書店経営難が深刻化する中、未来に残る“新しい本屋”のあり方を模索し、挑戦を続けています。
まとめ
「文喫 栄」は、名古屋らしさ満載の空間と、充実したコンテンツで、オープンからわずか2か月で入場者数2万人を突破しました。今後も、名古屋の文化発信拠点として、多くの人々に愛される空間を目指していきます。