やさしい日本語サービス
2020-05-18 10:03:04
在留外国人向け「やさしい日本語」LINEサービス開始、生活情報が身近に
外国人向けに「やさしい日本語」LINEサービスを提供
日本には約293万人の外国人が生活しており、これは大阪府レベルの人口に匹敵します。彼らが日本で快適に過ごすためには、さまざまなインフラ情報への理解が欠かせません。しかし、外国語での情報提供は十分ではなく、多くの外国人が必要な情報を見つけるのに苦労しています。
特に、新型コロナウイルスの影響で注目される「特別定額給付金」。この施策は日本国民に向けたものですが、要件を満たせば在留外国人も受け取ることができます。しかし、実際にはこの制度についての認知度は低く、給付を受けることができない人が少なくありません。さらに、感染の可能性を感じた際にどう行動すれば良いのか分からないという声も多く聞こえています。
これらの課題を解決するために、株式会社Fnaviは「やさしい日本語」とLINEを活用した情報発信サービスを展開します。このサービスでは、日本語能力試験N4レベルを対象に、日常生活に必要な情報を簡潔に表現し、簡単に検索できるようにしました。
「やさしい日本語」とは
「やさしい日本語」とは、非日本語話者を対象にした言語理解の手助けを目的としたもので、基本的な語彙や漢字を使い、理解しやすい形で情報を提供する方法です。このサービスでは、新型コロナウイルスに関連する情報や日常生活に役立つ情報を中心に、様々なトピックが取り上げられます。
どのように利用できるのか
利用は簡単です。まずは、LINEで弊社のアカウントを友達として追加してください。その後、特別定額給付金について知りたいときは、「10万円」などの関連するキーワードを入力すると、自動的に情報が表示される仕組みです。また、間違えやすいワードについても意図を汲み取って、正しい情報を提供します。
さらに、絵を用いた検索も可能で、視覚的に情報を探すことができ、外国語に不安を抱える方でも安心して利用できます。友人や知人にこのサービスを広め、より多くの外国人が支援を受けられるようにすることが目標です。
企業の取り組み
この取り組みは、株式会社Fnaviと株式会社エルロン、クルージジャパン株式会社の協力によって実現しています。Fnaviは在留外国人が日本で生活する上で必要な情報を発信することを事業の中心に据え、エルロンはマネジメントにおけるグローバルチームビルディングを担っています。クルージジャパンはオフショア開発を行い、日本と海外の架け橋となるサービスを展開しています。
まとめ
「やさしい日本語」を用いたLINEによる情報発信サービスは、日本に住む外国人が困難な状況においても適切な情報を得られる支えとなります。この試みが、外国人にとって安心して生活できる日本作りにつながることを期待しています。
会社情報
- 会社名
-
株式会社Fnavi
- 住所
- 名駅2-34-17 セントラル名古屋1101
- 電話番号
-
052-766-5974