栃木県宇都宮発、刺し子ブランド「TERAS」の新たな試み
株式会社TOMOS companyが展開する刺し子ブランド「TERAS」は、2026年に制作拠点の工房を一般公開し、年4回の販売会を開催することを発表しました。この取り組みは、地域と企業の架け橋となる新たな形の文化交流を目指しています。初回の販売会は2026年4月18日、宇都宮市東宝木にて行われる予定です。
「TERAS」の理念と背景
「TERAS」は、SASHIKO(刺し子)やBORO(襤褸)を基盤にした製品を提供するブランドで、福祉の視点からスタートしました。TOMOSのスローガンにある「福祉からブランドをつくる」という理念のもと、地域の職人たちが手作りで制作したアイテムが国内外で評価されています。
このブランドは、ただのモノづくりではなく、「手を抜かず手間をかける」ことを重視し、オリジナル商品の制作の他、様々な企業やブランドとのコラボレーションを通じて新たな価値を生み出すことを目指しています。2024年には原宿に常設店をオープンし、そこでの活動も地域社の観光資源として注目されています。
年4回の工房販売会とは
今後の販売会では、刺し子やBOROの制作過程を見ることができ、来場者は実際にモノづくりの現場に訪れ、制作に関わるメンバーと直接対話しながら製品の購入ができる機会となります。これにより、入場者はTERASのモノづくりを体感し、またメンバーも自らの手掛けた作品への理解を深めることができる貴重なひとときを過ごすことができます。
販売会は、刺し子やモノづくりに興味がある方のみならず、障がい者支援の関心がある方々や、企業の採用担当者、学校関係者、支援機関の方々にとっても価値ある交流の場となります。特に、いつもは離れた視点から見ることの多い事業所の現場が公開されるという点では、誠実な理解と共感を深める素晴らしいチャンスです。
未来へのビジョン
TOMOS companyは、2026年末に宇都宮にグループホームとオープンファクトリーを併設することを計画しています。この「境目のない世界」をテーマにした施設では、生産・販売・見学が一体となり、地域との新たな交流が促進されることでしょう。「与えられる福祉」を超え、「与えるクリエイティブ」へと進化していくこの取り組みは、多くの人々に障がいの有無を問わず一緒に働くことの楽しさを感じてもらえる機会となるでしょう。
おまけ:過去の販売会の成功
過去に行われた販売会では、家族、ブランドを応援する多くの人々が集い、ブランドに初めてふれる新規の来場者も多数いました。このように、TERASの活動は、徐々に地域に根付きつつあり、多くの人に愛される存在となっています。今後の開催も大いに期待されます。
詳細は公式ウェブサイトやSNSで発表されるため、是非チェックしてみてください。これからのTERASの活動に、多くの方々が参加し、共に手仕事の価値を再発見できることを願っています。