南米チリにおける日本酒の祭典「Catad’Or World Spirits Awards」
南米のチリ、サンティアゴで行われる「Catad’Or World Spirits Awards」が今年も開催されることとなりました。このコンペティションは1995年に始まり、今年で27回目を迎えます。チリはワインの名産地として知られていますが、このコンペは南米で最も影響力のある酒類の審査会として位置付けられています。
日本酒部門の創設とその意義
特筆すべきは2021年に創設された日本酒部門です。この部門では、昨年度、13社から24銘柄が出品され、驚くことにそのうち17銘柄が受賞しました。特に、特別金賞に輝いた5社には賞状が贈呈され、最高金賞を受賞した酒蔵にはトロフィーが授与されます。このように、南半球では唯一の日本酒部門を有するこのコンペは、日本酒の認知度向上や市場拡大に寄与することが期待されています。
今年の開催スケジュール
今年のコンペティションは10月末から11月初旬にかけて行われ、出品酒を使ったイベントも計画されています。具体的な日程は以下の通りです。
- - 申込期限: 2022年9月20日(火)
- - 出品酒送付期限: 2022年9月27日(火)必着
- - テイスティングセッション: 2022年10月31日(月)〜11月3日(木)
- - 授賞式: 2022年11月5日(土)
出品酒の必要本数は720mlのボトルを3本で、純米大吟醸やスパークリングなど、スペックやカテゴリーに制限はありません。出品料は1銘柄につき30,000円(輸送料込み)となっています。
現地イベントとBtoB商談の機会
さらには、今年のコンペティション終了後、出品された日本酒を使った試飲会やイベントが現地で開催される予定です。また、現地の酒類業者との商談の場も設けられる見込みです。これにより、シェフやバイヤーと直接交流する機会が増え、BtoBに向けたネットワーキングとしても注目されています。
ブランド化とプロモーション
さらに、この事業は国税庁の「ブランド化」補助事業にも採択されており、日本酒のブランド向上と販路開拓を目指しています。日本酒の魅力を南米市場に伝え、高品質の日本酒の存在をアピールするプラットフォームとして、今後も重要な役割を果たすでしょう。
参加方法とお問い合わせ
出品を希望される方は、別紙申込書に必要事項を記入し、リードタイム内に松崎までFAXまたはメールで送付してください。具体的な連絡先は以下の通りです。
日本酒を通じて南米市場とのつながりを深めるこの機会を、是非お見逃しなく!