災害救護員養成訓練について
令和6年12月12日(木)、神奈川県三浦郡葉山町の湘南国際村センターにて、災害救護員を養成するための教育訓練が行われます。この訓練は、災害時の医療活動を担う赤十字救護班に参加する医療スタッフを対象にしており、96名が参加予定です。各地域の被災地において、行政機関や他の救護団体と円滑に連携し、必要な救護活動を迅速に実施できるよう、技術や知識を深めることが目的です。
当日のプログラムは、午前9時15分から始まり、まずは避難所巡回訓練が行われます。この訓練では、避難所の状況を把握し、必要な医療支援を決定するための重要なスキルが身に付きます。続いて、午前10時55分からは訓練の振り返りや講義が行われ、実際の災害現場での対応に必要な情報を共有します。昼食を挟み、午後には多数の傷病者が発生した際の対応訓練が実施されます。
この2日間の訓練では、初日に専門知識を学び、2日目にはその知識を実践に活かすことが求められます。特に、2日目には実災害を想定した訓練が中心となり、現場で直面する様々な課題に取り組む機会が提供されます。このような体験を通じて、医療スタッフは災害時に必要な対応力を養うことができます。
訓練指導を行うのは、過去に能登半島地震で活動した経験を持つスタッフです。彼らは、実際の現場で直面する問題を、リアルに体験した中での知見を基に指導します。また、訓練後には参加者からの質問にも対応し、その場で得た知識を深めるサポートをします。
この赤十字救護員養成訓練は、災害時における救護活動の質を向上させるための重要なステップです。国や地域を問わず、発生する災害に備え、即応性的に活動できる執行者の育成が進められています。今後の活動において、この訓練を通して培われた技術や知識が、多くの命を救う原動力となることが期待されます。
訓練概要
- - 日程: 令和6年12月11日~12日
- - 場所: 湘南国際村センター (神奈川県三浦郡葉山町上山口1560-39)
- - プログラム詳細:
- 12月12日
- 9:15~10:55 避難所巡回訓練
- 10:55~12:05 検証・講義
- 12:05~13:35 休憩・移動
- 13:35~16:05 多数傷病者訓練
この訓練は多くの受講者にとって、災害時に必要なスキルを鍛える貴重な機会となることでしょう。