オガワエコノスの挑戦
2022-04-27 17:30:55
オガワエコノス、びんごエコ団地にリサイクルプラントを建設!地域の環境改善に貢献
オガワエコノス、廃プラスチックをリサイクルする新プラント建設
2023年に広島県福山市に新設されるオガワエコノスのプラスチックリサイクルプラントが、地元の環境保護に寄与することを目指しています。最近、同社は「びんごエコ団地」にて地鎮祭を行い、工事の安全祈願をしました。式典には、オガワエコノスの関係者や施工を担当する企業の代表者が参加しました。
プラント建設の目的
この新しい施設は、特にリサイクルが難しい廃プラスチックを対象としており、高度な自動選別システムを導入しています。これにより、廃プラスチックから石炭代替燃料であるRPFを生産することができます。RPFは石炭の使用を減らすために利用され、企業の温室効果ガス削減の手助けをする重要な役割を果たします。
オガワエコノスは、既存の工場の生産量をこの新工場で賄うことで、中国地区最大規模のリサイクルプラントとして期待されています。稼働後、年間の生産規模は約12万トンに達し、これまで以上にリサイクル効率の向上を図ります。
環境への影響
新プラントは、環境負荷の低減に寄与することが見込まれています。RPFの製造により、地球温暖化の一因とされるCO2の排出量も約33%削減されるため、持続可能な社会の実現を目指した重要な一歩です。また、廃プラスチックの中には再生可能な資源も含まれており、資源循環の促進にも貢献します。
日本のリサイクル政策と未来への道
日本では、2050年カーボンニュートラルの達成に向けて、政府が様々な取り組みを進めています。特に、2030年度には温室効果ガス削減の目標を掲げており、企業にもその対応が求められています。プラスチックの使用を削減し、リサイクルを進めるための法律も制定されており、オガワエコノスの新プラントはその流れに沿ったものと言えるでしょう。
工場の概要と稼働予定
新しいプラントは、広島県福山市箕沖町に位置し、敷地面積は約9,992㎡、建屋面積は3,416㎡です。主要設備としては、自動選別機や破砕機、成形機が設置され、運用開始は2023年1月を予定しています。
おわりに
オガワエコノスの取り組みは、地域の環境改善のみならず、全国的なカーボンニュートラルの目標に貢献する重要なプロジェクトです。廃プラスチックを資源として利用し、持続可能な未来へ向けた歩みを進める同社の活動に、今後も注目が集まります。
会社情報
- 会社名
-
株式会社オガワエコノス
- 住所
- 広島県府中市高木町502-10
- 電話番号
-
0570-002-998