NTTアドバンステクノロジが成し遂げた偉業
NTTアドバンステクノロジ株式会社(NTT-AT)が、LGBTQ+に関する取り組みの評価指標「PRIDE指標」において、9年連続で最高評価の「ゴールド」を受賞しました。これは、同社がLGBTQ+の人々が働きやすい環境を整備するために正しい方向性で活動を続けている証拠です。
PRIDE指標とその意義
「PRIDE指標」は、2016年に任意団体work with Prideによって策定されたものです。この指標は、企業がLGBTQ+の人々の職場環境をどのように整備しているかを測る基準となっており、日本におけるLGBTQ+の働きやすさの実現を目的としています。NTT-ATは、応募した2025年度においても、人事制度や啓発活動、社会貢献など、すべての指標で高い評価を受けました。
5つの評価指標
NTT-ATが「ゴールド」を獲得するために満たすべきであった5つの評価指標は以下の通りです。
1.
Policy(行動宣言) – 企業としての取り組み姿勢を明示します。
2.
Representation(当事者コミュニティ) – LGBTQ+の社員が参加できるコミュニティの形成。
3.
Inspiration(啓発活動) – 社内外での理解促進活動。
4.
Development(人事制度・プログラム) – 具体的な制度やプログラムの導入。
5.
Engagement/Empowerment(社会貢献・渉外活動) – 社会との連携や活動。
これらすべての要件をクリアすることで、NTT-ATは「ゴールド」に輝くことができたのです。
ダイバーシティ・マネジメントの推進
NTT-ATは、NTTグループの一員として多様性を尊重するダイバーシティ・マネジメントを展開しています。これは、単にLGBTQ+のあらゆる個性を認めるだけでなく、社員が安心して働ける環境の形成を意味します。具体的には、性への理解を深め、Ally(支援者)としての活動を推進し、SOGI(性自認および性的指向)に基づくハラスメントの防止策を導入しています。
今後の展望
NTT-ATは今回の受賞を励みに、LGBTQ+の社員が一層働きやすい職場環境の整備を進める考えです。2025年11月14日には、「work with Pride 2025 カンファレンス」での表彰を予定しており、これを機にさらなる啓発活動や制制度の強化に取り組む意向を示しています。
このような姿勢は、業界全体の意識を引き上げ、他の企業にも前向きな影響を与えることでしょう。今後の展開にも目が離せません。
NTT-ATの取り組みは、ただの評価に留まらず、LGBTQ+を支える社会全体の重要な一歩となるでしょう。