120周年を迎えた麴町学園、特別講演会を開催
2025年に創立120周年を迎える麴町学園が、記念すべき行事として特別講演会を開催しました。この講演会は、現役の生徒や保護者、さらには同窓生や旧教員を巻き込んだ特大イベントとなりました。特に注目を集めたのは、『女の子たち風船爆弾をつくる』の著者である小林エリカ氏です。彼女は戦争の歴史とも深く関わる特別な講演を行い、その内容は生徒たちに多くの学びをもたらしました。
講演会の概要と内容
2025年度は、麴町学園にとって特別な年であり、様々な周年行事が予定されています。創立以来116年にわたり教育を提供してきた同校は、生徒をSociety5.0と呼ばれる新たな社会へと送り出す責任を感じています。
今回の講演会では、午前中は生徒対象、午後は保護者対象と、違った視点でのアプローチがされました。講演者の小林エリカ氏は、戦時中に麴町高等女学校の生徒が製作に関与した風船爆弾について話し、歴史的な背景や平和への思いを語りました。
小林氏は、同校の卒業生ともお話ししながら、調査・執筆を進めてきた経緯についても触れました。生徒たちは先輩の経験を通じて、戦争がもたらす影響や、平和の重要性を改めて考える機会を得ました。特に、風船爆弾にまつわるエピソードを通して、戦争の現実とその影響を理解するための大きなきっかけとなったのです。
メディアによる放送と発信
この日の講演会の模様は、NHKラジオとニッポン放送によって取材され、後日特別番組として放送される予定です。
- - ニッポン放送: 戦後80年特別番組「有楽町・女学生の戦争」
- 放送日時: 8月10日(日)25時40分~26時40分
- - NHKラジオ: 夏季特集「決戦兵器・風船爆弾と女学生たちの80年(仮)」
- 放送日時: 8月14日(木)22時5分-22時55分
これらの放送を通じて、講演のテーマに関心を持つ多くの人々に対し、麦町学園の教育の取り組みが広まることを期待しています。
未来への歩み
今年度、麴町学園は新たな挑戦も行っています。2024年度は「地方創生★アイデアコンテスト2024」に参加し、賞を受賞。さらに、新商品開発や、著名な講演者を招くイベントも数多く予定されています。特に、著名な動物学者である川田紳一郎氏をお招きしたイベントが期待されています。
麴町学園はこれからも多様な分野に積極的に取り組み、新たな知識を生徒たちにもたらす努力をぜひ続けていくでしょう。生徒たち自身が考え、行動する力を育て上げるための道筋を、今回の講演会という貴重な経験を通じて築いていくことが期待されます。
学校情報
麴町学園女子中学校高等学校は、東京都千代田区に位置し、1905年から続く由緒ある教育機関です。今後も、在校生や卒業生が歴史を胸に誇りを持って成長することが期待されています。