高層建築物の安全を守る新たな試み
大阪府大阪市に本社を置く株式会社コンステックは、100m程度の高層及び超高層建築物に付属する煙突の内部点検調査のサービスを拡充しました。この新しいサービスは、増加の一途を辿る高層建築物の維持保全のために導入されたもので、特に高い煙突の調査は難度の高い作業を含んでいました。そこで、コンステックは新技術の開発及び導入を進め、作業の安全性と効率性を確保しています。
煙突内部点検の重要性
煙突は建物の一部として重要な役割を果たしますが、ライニング材の劣化や地震による危険、アスベストの飛散といった問題が発生する可能性があります。特に、大型の煙突は内部調査が難しく、従来の方法では人間が煙突内部に入って点検を行う必要がありました。しかし、これは酸欠や転落といった危険を伴い、容易に行える作業ではありませんでした。
当社の取組み
コンステックは、独自の撮影装置を開発し、煙突内部の点検を安全かつ迅速に行う体制を整えました。この装置は、視界の広い半天球カメラを使用しており、煙突内部の映像と距離情報を組み合わせて詳細な状況を把握します。小型かつ電源を内蔵しているため、外部電源が不要で、仮設作業を省くことができます。これにより、調査プロセスが大幅に簡略化され、より効率的な業務が可能になりました。
最新技術の導入
新たに更新した撮影装置では、100m程度の高層煙突の調査が実現しました。様々な建築物、例えばオフィスビルやホテル、学校に付属する煙突の調査実績は40を超えています。このような実績をもとに、より多くの建物の安全性を確保するために活動を続けます。
コンステックの信念
1969年に設立された当社は、鉄筋コンクリート造や鉄骨造建築物の調査、診断から補修や補強工事までを一貫して手掛けてきました。社員一人一人が技術者としての誇りを持ち、社会のニーズに応じた独自の技術開発を進めています。これからも新技術の導入や開発を続け、建築物の長寿命化に貢献してまいります。
お問い合わせ情報
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