DGSHAPEがインドに販売子会社を設立
ローランド ディー.ジー.株式会社(静岡県浜松市)傘下のDGSHAPE(ディージーシェイプ)が、インドに新たな販売子会社「DGSHAPE DENTAL INDIA PRIVATE LIMITED」を設立しました。正式な業務は2025年3月からスタートする予定です。この動きは、同社がグローバルに展開する歯科用ミリングマシンの市場でのシェア拡大を目指したものです。
開所式の様子
新会社の設立に伴い、2月11日に現地オフィスで開所式を開催しました。この式典にはDGSHAPEの社長である外山順一をはじめ、関係者が多数出席し、インドの文化に根ざした伝統的な祈りの儀式が行われました。この儀式は、同社の新たなスタートを祝福するものとして意義深いものであり、今後の成功を祈願しました。
販売戦略の強化
DGSHAPEは、株式の99%を保有することから、現地での販売やマーケティングに対する責任を持つことになります。新たな販売子会社を通じて、インド市場へのアプローチを強化し、顧客のニーズを満たすことに力を注ぎます。同社は、歯科用機材のニーズが高まる中、迅速に製品を提供できる体制を整えていく方針です。
社長の外山氏は「インドの市場成長率は高く、新興国でのデジタル化の需要も加速している。DGSHAPEとしてもこの成長を捉え、信頼あるブランドを構築していく」と述べています。
インド市場の可能性
SDIの社長、早坂圭市は「インドの歯科医療市場は急成長しており、将来的には日本と同程度の規模になると考えている。そのため、現地法人の設立は必須であり、顧客基盤の強化や販売拡大を実施する」との意気込みを示しています。これにより、DGSHAPEは地域に密着したサービスを展開し、一層の信頼を築くことを目指します。
DGSHAPE DENTAL INDIAの概要
- - 会社名: DGSHAPE DENTAL INDIA PRIVATE LIMITED
- - 所在地: インド、ハリヤナ州グルグラム
- - 代表者: 早坂圭市
- - 従業員数: 6人
- - 事業内容: 歯科用ミリングマシンの販売
- - 資本金: 84,000,000インドルピー(約150百万円相当)
- - 業務開始日: 2025年3月
ローランド ディー.ジー.株式会社について
ローランド ディー.ジー.は、「世界の創造(ワクワク)をデザインする」を掲げ、誰もが簡単に表現やものづくりができるデジタルソリューションを提供しています。インクジェットプリンターをはじめ、3D製品やデジタルファブリケーション技術を通じて、新しい可能性を開拓してきました。最近では、製造業向けのDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進し、業務の生産性向上に向けた取り組みを強化しています。
今後、DGSHAPEがインド市場においてどのような進展を遂げていくのか、目が離せません。