株式会社ガードプラスが国内初の資金調達を実施
株式会社ガードプラス(本社:大阪府枚方市)は、朝日新聞社の100%子会社である朝日メディアラボベンチャーズ株式会社からの出資と、日本政策金融公庫からの借入を通じて資金調達を行いました。この取り組みは、有人警備業界におけるベンチャーキャピタルからの出資としては国内初の試みとなります。
資金調達の目的とその背景
目的
今回の資金調達は、以下の主要な取り組みを推進するために活用される予定です。
1. 全国規模の拠点展開:ガードプラスは、5年以内に全国に50の拠点を展開し、全国でサービスを提供できる体制を整備します。
2. 組織の拡充:従業員数を6,000人に増やし、より多くの案件を効率的に処理することを目指します。
3. 技術革新:AIを駆使した新たな警備サービスを導入し、サービスの効率化と品質向上を図ります。
4. 人材育成:質の高い人材を育成し、チーム全体のスキル向上を目指します。
特に、従来の「人手に依存する警備」から脱却し、テクノロジーを駆使した次世代型警備サービスに進化させることを目標としています。
背景
警備業界が直面する課題は少子高齢化による労働力不足や人件費上昇です。一方で、社会インフラの整備やイベント運営に対するセキュリティ需要が高まっているため、業界には大きな成長のチャンスがあります。
特に都市部では再開発が進み、国際的なイベントの開催も予定されている中、警備サービスには質の向上と規模の拡大が求められています。ただし、この業界は大手数社による寡占が続いており、新興企業にとって大規模展開は困難な状況にあります。ガードプラスは「警備の力で未来を創る」という理念の下、従来の概念にとらわれず新しい事業展開を進めています。
今後の展望
今回の資金調達を機に、ガードプラスは「地域密着」と「全国的展開」の両立を図り、警備業界に新たなスタンダードを打ち立てることを目指します。さらに、警備を単なる「人材派遣型サービス」に制限することなく、社会インフラを支えるセキュリティ・プラットフォーム事業へと進化させていく計画です。
引受先の声
朝日メディア・ラボベンチャーズ株式会社の山田正美様は、「警備という伝統的な産業に新たなアプローチで参入したガードプラスの成長に期待します。ITの普及に加え、現場の人材採用や教育を一体で考え、業務設計を刷新していく様子は頼もしい」とコメントしています。
株式会社ガードプラスの代表コメント
代表取締役の永田義雄氏は「本資金調達は弊社にとって大きな成長の一歩です。『警備の力で未来を創る』という理念のもとで、社会の様々な課題を解決する新たな挑戦を続けていきます」と述べています。
会社概要
- - 会社名: 株式会社ガードプラス
- - 代表: 永田 義雄
- - 所在地: 大阪府枚方市津田西町3丁目18-8 香住ビル津田3階
- - 設立年: 2016年5月(警備事業開始:2024年10月~)
- - 資本金: 6,643万8,409円(資本準備金含む)
- - 事業内容: 警備業法に基づく警備業務
- - ウェブサイト: 公式サイト
今後の展開を楽しみにしたいと思います。
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