エレビスタ株式会社が新たに「SOLSELメンテナンス」という太陽光発電所のオーナー向けのメンテナンスサービスを開始しました。このサービスは、オーナーが必要に応じてメンテナンスを柔軟に選べるプランを提供することで、維持管理コストの最適化と発電効率の最大化を図ることに重点を置いています。
近年、2012年にフィードインタリフ(FIT)が導入されてから、多くの太陽光発電所が設置されてきました。これらの発電所が10年を超えて稼働する中で、雑草管理や高額なメンテナンスコストの負担がオーナーたちの間でますます重要視されています。従来の高額メンテナンスサービスでは、必要な除草作業が高額なオプションとして追加されるケースが多く、結果的にコストがかさむ状況が続いていました。
さらに、メンテナンスが不足すると発電システムの収益性に深刻な影響を及ぼし、年間約5%の収益低下というリスクすら抱えているため、今後の収益維持を考える上で非常に厳しい状況に直面しています。これにより、20年間にわたる収益ロスが1,355万円を超えるとの試算もあり、早急な解決策が求められています。
そこで登場したのが『SOLSELメンテナンス』です。このサービスでは、オーナーが本当に必要なメンテナンスを選択可能なプランを提供し、発電所の効率と収益性の向上を目指します。
『SOLSELメンテナンス』の特徴は、まず除草メンテナンスを基本プランに含めている点です。これにより、雑草対策をきちんと行いながら、発電所の効率を維持することが可能となります。また、緊急時に対応するオプションも用意されており、発電停止や設備故障時に迅速に対応することができます。このオプションは関東エリアに限定されているため、オーナーが必要な時だけ利用でき、無駄なコストを抑えることができます。
さらに、適切なメンテナンスが行うことで発電効率を最大化し、売電収入の安定化にもつながります。オーナーにとっては、実質的な収益向上が期待できます。
具体的なメンテナンスプランについては、低圧の場合、除草メンテナンスが年間60,000円から提供され、年2回のサービスが含まれます。また、高圧の場合には個別のお見積もりが必要です。
『SOLSELメンテナンス』の申し込み方法は、Eメールまたは電話での問い合わせが可能です。24時間受付のメール(
[email protected])や、平日10時から19時までの電話(0120-314-541)にてお問い合わせください。
このサービスは、太陽光発電の情報発信やメンテナンス、リパワリングなど一連のサービスを通じて日本のエネルギー自給率を向上させることを目的とした「SOLSEL(ソルセル)」プラットフォームの一環として運営されています。2013年からこれまでに取扱総額が1,400億円を突破し、日本最大級の太陽光発電プラットフォームとしての地位を確立しています。
エレビスタ株式会社の代表取締役である石野拓弥氏は、サービス開始に寄せて「オーナーが直面している課題を解決し、収益性を最大化するための新たな選択肢を提供したい」と意気込みを語っています。
■会社情報
会社名:エレビスタ株式会社
本社所在地:東京都中央区東日本橋2-7-1 Frontier東日本橋2F
創業:2012年11月
資本金:425,001,750円
従業員数:98人(パート含む、2024年5月時点)
業務内容:カーボンニュートラル事業、メディア事業