ビワ湖博物館での新たな試み
日本の淡水魚、特にナマズに焦点を当てた展示が行われることになりました。ビワ湖博物館において、ビワコオオナマズ水槽とコアユ水槽の解体・新設が行われ、これに伴い水族展示室の一部が閉鎖されます。
この閉鎖は、2024年10月1日から開始され、2025年4月下旬までの予定です。閉鎖される場所は、特に水槽が設置されていたエリアにあたりますが、来館者には別の道を利用して展示を楽しんでもらえるよう配慮がされています。具体的には、現行の水族展示室の出入口を通じて、トンネル水槽で折り返すルートやマイクロアクアリウム前から入るルートが用意されています。
なお、ビワコオオナマズは閉鎖される区画から移動され、別の場所で観察可能となります。具体的には、現在のタナゴ水槽で観覧できるようになります。
ビワコオオナマズ移動のお知らせ
ビワコオオナマズの移動作業は、2024年9月30日(月)に行われます。取材を希望される方は29日までに問い合わせが必要です。移動は13:30から始まり、見学を希望する方は13時頃に来館し、事務室に声をかけてください。この日は休館日であるため、関係者専用の通用口からの来館をお願いしています。
新展示「日本のナマズ展」開催
閉鎖の後、ビワ湖博物館では「日本のナマズ展 ~水槽再生に向けて~」が開かれます。この展示では、新水槽の完成予想についてや、日本産のナマズ類を紹介します。この特別展示は2024年10月1日から12月24日まで開催予定です。
展示されるナマズは、ビワコオオナマズのほか、琵琶湖固有のイワトコナマズや田んぼの周辺でも見られるナマズが並びます。ここでも注目はタニガワナマズで、2018年に新種として紹介以来、6年ぶりに展示されるということです。
この新しい展示は、新水槽が完成するまでの準備段階でもあり、訪れる来館者に新たな魚類の生態を知ってもらう貴重な機会と言えるでしょう。生体の状態によっては、展示内容が標本に切り替わることもありますが、それも含めて楽しみにしていただきたいです。
ビワ湖博物館は、ビワコオオナマズの魅力を引き出すために、様々な努力を続けています。新しい展示内容にぜひご期待ください。今後も最新情報を見逃さないよう、公式サイトやSNSをチェックしてみてください。