持続可能な未来を目指す「Makeup Art Pen Award 2024」が開催
2024年6月より、多摩美術大学の学生を対象に、花王株式会社と株式会社コーセーが共同で行うデザインコンテスト「Makeup Art Pen Award 2024」が開催されました。このコンテストは、両社のサステナビリティへの取り組みの一環として、化粧品のアップサイクルを通じて学生たちにクリエイティブな表現を促すことを目的としています。
競技の概要
このコンテストでは、過去に不採用となったメイクアップ化粧品をアップサイクルした水性ボールペン「SminkArtペン」を使用し、テーマは「彩りがひらく、未来」。学生たちはこのペンを使って、数ヶ月間の制作期間内に各自のアイデアを形にしました。
最終審査は2024年10月9日に行われ、審査員によるプレゼンテーションを通じて、作品が評価されました。その結果、グランプリを含む10名の受賞者が選ばれ、表彰式が盛大に開催されました。
受賞者と作品内容
この作品は、蝶の羽のディテールを通して多様性の美しさを表現。個々の個性が集まり、一つの作品としての美を生み出しています。
美しい女性と自然な動物たちを描き、環境保護と持続可能性を訴求する作品。
- - コーセー賞:吉澤舞「おえかき、おしゃれ、それから、それから、」
子供の頃の純粋な気持ちを思い出しながら未来を想像する情景を描きました。
様々な人が共存する未来の彩りを点描で表現した作品です。
- - SminkArt賞:増村朋美「繋げる、繋がる」
環境負荷を考慮し、リサイクル素材を使用した未来へのメッセージを込めた作品。
また、優秀賞に選ばれた作品も多彩で、受賞者たちはそれぞれ独自の視点から持続可能性や美を表現しました。
受賞作品の展示
受賞作品は、花王とコーセーの各所で展示されることが決まりました。渋谷や銀座の「Maison KOSÉ」では10月12日から31日、さらに花王本社でも11月4日から15日まで展示される予定です。
企業のサステナビリティへの取り組み
花王とコーセーは、化粧品事業におけるサステナビリティを重視しており、特に製品のリサイクルやアップサイクルに力を入れています。今回のコンテストは、次世代を担う学生たちの創造力と環境への意識を高める良い機会となりました。両社はこれからも持続可能な社会を目指した取り組みを続けていく所存です。
「Makeup Art Pen Award 2024」は、メイクアップとアートの融合を通じて、より多くの人々に笑顔と美しさを届けることを目指しています。学生たちが生み出した作品와そのメッセージは、今後も多くの人々に影響を与えていくことでしょう。
このように、花王とコーセーは持続可能な未来に向けて、今後も協力して新しい取り組みを進めていくことが期待されます。