中国エリア初の再生可能エネルギー導入
JR西日本と中国電力が新たに結んだ電力購入契約によって、中国エリアの在来線運行に再生可能エネルギーを導入することが決まりました。この取り組みは、山陽本線の三石駅と下関駅の区間で行われ、全量を太陽光発電による電力で賄います。これは中国エリアにおいて初めての試みであり、地域の電力供給の在り方に大きな影響を与えるものと期待されています。
背景と目的
JR西日本は、脱炭素社会実現に向けた環境目標として "JR西日本グループゼロカーボン2050" を設定しました。この目標は2030年度までにCO2排出量を50%削減し、2050年には実質ゼロを目指すものです。また、新たに追加された2035年度や2040年度の中間目標も設定し、再生可能エネルギーの導入はその達成に向けた重要な施策の一つです。
この取り組みを通じて、JR西日本は環境への負荷を減らし、持続可能な交通インフラの構築を目指します。
詳細な事業内容
再生可能エネルギー導入の具体的な実施内容は以下の通りです:
1.
提供される電力区間
山陽本線の三石駅から下関駅の区間を対象に、再エネ電力を供給します。この区間は中国電力の送配電ネットワークの一部であり、設置される太陽光発電所からの電力が供給されます。
2.
再生可能エネルギーの供給規模
年間で約0.3億kWhの再エネ電力が提供され、これは中国エリア在来線運行用電力全体の約9%に相当します。これにより、JR西日本の在来線全体(年間約16億kWh)の13%が再エネ電力に置き換わることになります。
3.
CO2排出削減期待量
この取り組みにより、年間約11,000トンのCO2排出量削減が見込まれています。これは約4,500世帯分に相当する削減量です。
4.
供給開始予定時期
具体的な供給開始は2026年3月1日から順次行われ、2026年度末には全量供給が開始される予定です。
未来への展望
これにより、JR西日本が目指す持続可能な交通インフラの実現に大きく近づくことが期待されます。再生可能エネルギーを列車の運行に利用することで、地域の環境保護にも貢献できるこの取り組みは、他の地域や企業にも影響を与える可能性があり、さらなる成長の一環として注目されています。再生可能エネルギーの導入を進め、持続可能な社会の実現に向けた道を歩んでいくJR西日本の姿勢に、ぜひご注目ください。