バディネットとブラザーの新たな取り組み
株式会社バディネットは、グリーントランスフォーメーション(GX)の促進に寄与するため、ブラザー製の燃料電池システムの施工と保守に本格的に乗り出すことを発表しました。この新しい取り組みは、AKIBAホールディングスグループ内の株式会社アドテックとの契約に基づいています。アドテックはブラザー工業が開発した燃料電池の販売を担当し、バディネットはそのエンジニアリング力を用いて施工と保守を行うこととなります。
燃料電池の市場に送る新風
バディネットは、今回の取り組みによって、ブラザーの水素利活用プロジェクト「PureEne」が展開する燃料電池システムを社会実装する役割を果たします。燃料電池システムは、災害時や停電時にも安定して電力を供給できる高効率な電源であり、このシステムの導入により、企業は脱炭素への取り組みを進めることが期待されます。
特に注目されるのは、ブラザー製の「純水素燃料電池」が持つ新しい技術です。この技術により、安全かつクリーンな電力供給が都市部でも可能となり、企業は環境負荷を低減しつつ、バックアップ電源としての役割も果たせます。この製品の導入によって、企業は「持続可能な事業継続計画(BCP)」を実現することができるのです。
次世代電源システムの特徴
新たに取り扱いを開始するブラザーの燃料電池システム(ACUPS、BFCシリーズ)は、固体高分子形燃料電池(PEFC)を採用しています。これにより、運用効率が向上し、CO₂排出が大幅に削減されることが期待されます。特に、一般的な蓄電池とは異なり、燃料さえあれば連続して電力供給を行い、災害時の「72時間」連続稼働にも対応可能です。
また、特筆すべきは、この燃料電池システムの稼働状態を遠隔監視で一元管理できる点です。これにより、運用負担の軽減を図り、企業のオペレーションをサポートします。環境負荷を軽減しつつ、運用効率も高めるこの次世代電源は、未来の社会インフラにとって重要な役割を担います。
各社の役割とパートナーシップ
この取り組みでは、4社が連携し、それぞれの専門性を活かして円滑な製品提供を実現します。具体的には、ブラザー工業が燃料電池システムの開発・製造を担当し、BEPがその販売、アドテックが顧客への提案および機器販売を行います。バディネットは、現地調査や設計、施工、保守を一手に引き受けることで、クライアントにとって利便性の高いサポートを提供することを目指しています。
未来への展望
バディネットは、今回の体制構築を契機に、持続可能なエネルギーインフラの構築に向けて本格的な事業展開を進めていきます。特に、物流や医療、通信といった重要なインフラにおける非常用電源としての導入を加速させ、社会の安全を確保することが目標です。
さらに、将来的には水素供給網の革新にも取り組む予定であり、ブラザーが進める水素パイプラインの社会実装に向けてバディネットの資源や技術を活かすことで、次世代インフラの整備を進めていきます。
このような取り組みにより、バディネットは持続可能な脱炭素社会の実現に向けて、大きな貢献を果たすことが期待されています。