トヨタモビリティパーツ茨城支社がWOZEを導入
トヨタモビリティパーツ株式会社の茨城支社は、自社の業務効率を改善するため、株式会社ハンモックが提供するクラウド型データ入力サービス「WOZE」を導入することを発表しました。この導入により、自動車関連パーツの供給管理が大幅に効率化され、従業員の働き方にも良い影響をもたらすことが期待されています。
導入の背景と期待される効果
トヨタモビリティパーツ茨城支社は、トヨタ車の純正部品や付属品、オイル、バッテリー、ナビ、タイヤなど、多岐にわたる自動車関連部品を卸売りしています。また、単に部品を供給するだけでなく、地域の販売店や整備業界の成長をサポートし、地域社会に貢献することを目指しています。
しかし、日本では深刻なトラックドライバー不足問題が浮上しており、2030年度には約34%の輸送力が不足すると見込まれています。これを受け、政府は即効性のある設備投資や物流の標準化、デジタル化推進に取り組む姿勢を示しています。このような背景の中、特に補修部品市場では、自動車の先進安全技術の普及や電動化が進む中で、ジャストインタイム物流が求められるため、より一層の合理化が求められています。
これらの状況を踏まえ、トヨタモビリティパーツ茨城支社の供給管理部仕入供給グループは、自動化と省人化を進めるためのOCRシステムの導入を検討しました。
課題とWOZEの特性
同支社では、貨物納品に伴い紙帳票を使用しており、データ入力には毎日の早出し勤務が必要でした。担当者は毎朝7時から約2時間をデータ入力に費やし、さらに他の担当者が3時間以上もかけて納品書と照合するという、凄まじい工数が発生していました。しかし、従来のOCRシステムでも完璧な認識精度を保証するのは難しく、確認作業の削減が進まないという課題が残されていました。
こうした問題を解決するために、トヨタモビリティパーツ茨城支社は「WOZE」に目を向けました。このサービスは特許技術「WOCR」を活用した高精度のAI-OCRと、在宅ワーカーによる目視確認のプロセスを組み合わせており、データの信頼性を高めるとともに、業務の負担を軽減することを目的としています。これにより、データの誤認識を最小限に抑えつつ、確認作業の労力を大幅に削減することが可能となりました。
導入後の運用は、WOZEによるOCR処理を経て、不一致部分を在宅ワーカーがチェックし、認識誤差が残る場合のみ社内担当者が修正を行う形を取っています。この手法により、1日で約3.7時間の作業時間、0.6人日分の工数を削減することができました。これにより、早出出勤が不要となり、通勤の負担が軽減され、従業員のプライベート時間も確保されるようになっています。
企業の成長と業界への影響
このような効率化は、トヨタモビリティパーツの業務だけでなく、地域や業界全体にも良い影響を与えています。強い物流ニーズがある中で、ジャストインタイム配送の継続を支援し、輸送力の向上に貢献することが期待されています。
WOZEについて
WOZEはトータルでデータ入力業務を支援するサービスとして、受注処理や請求書のデータ化、確認作業を効率化します。特許を取得した独自のOCRシステムと、クラウド上のワーカーによる目視チェックを組み合わせることで、従来の作業と比べて飛躍的に業務を効率化できます。これにより、企業は日常のルーティン業務から解放され、より重要な業務に集中できる環境が整います。
会社概要
株式会社ハンモックは、法人向けのソフトウェアを提供する企業です。顧客のニーズに応えるために、迅速かつ高品質なサービス提供を目指しています。詳細情報は公式ウェブサイトでご覧いただけます。
トヨタモビリティパーツ株式会社 茨城支社
WOZE詳細情報