株式会社Geolocation Technologyが「どこどこJP」のAPIを公開
静岡県三島市に本社を構える株式会社Geolocation Technologyが、SBIデジタルハブが運営するAPI Hubプラットフォームで自社のIPジオロケーションAPI「どこどこJP」を公開しました。このサービスは、IPアドレスから位置情報、企業情報、回線情報といった100種類以上のデータを取得できる技術を活用しています。こうしたデータは、企業のセキュリティ対策やターゲティング広告、地域分析などに役立ちます。
API Hubの背景と目的
近年では、クラウドサービスの普及やデジタル変革(DX)の推進に伴い、企業は外部の機能を効率よく活用する必要性が高まっています。API連携はその一環として、さまざまな業界において決済、位置情報、認証など多様な機能が利用され、開発者や企業は迅速にサービスを提供できるようになっています。「どこどこJP」のAPIは、そんなニーズに応える重要なサービスとして位置づけられています。
API Hubの公開により、自社でIPアドレスを所有する企業や開発者は、より簡単に高精度なデータにアクセスできるようになります。このデータ活用は、ビジネスの競争力を強化する手助けとなるでしょう。今後も、Geolocation TechnologyはIPアドレスデータの精度向上や利便性の強化に力を入れ、利用者にとっての価値を最大化していく方針です。
API Hubでの新たな価値創出
SBIデジタルハブの執行役員CISO、三反田博也氏は「どこどこJP」がAPI Hubに掲載されたことを喜ばしく思っているとコメントしました。金融分野での不正検知を重視し、IPアドレス評価を通じて安全な電子商取引環境を提供することが目標です。彼は「どこどこJP」を活用することで、顧客に対して有益なサービスを提供できると自信を見せています。
API Hubは、2024年1月29日からスタートしたプラットフォームで、利用者が必要なAPIを簡単に検索し、迅速にサービスを構築できる環境を整えています。これにより、API提供者にとっても多くの顧客にリーチできる機会が増し、販売コストの削減にもつながります。
「どこどこJP」の詳細
「どこどこJP」はIPアドレスに関連する地域、組織、気象、回線情報など100種類以上の情報を提供するAPIサービスです。すべてのIPv4およびIPv6アドレスを網羅しており、インターネットユーザーの100%のデータをサポートしています。質と精度を向上させるため、日次で情報収集や調査を行い、新たな技術の導入も進めています。
このサービスは、ジオターゲティングに幅広く活用されており、地方創生やBtoBマーケティング、ゲームや動画配信の制御、さらには金融不正検知など、多岐にわたります。地域特化型のマーケティングやアクセス分析においても重要な役割を果たすことが期待されています。
会社概要
- - 会社名: 株式会社Geolocation Technology
- - 代表者: 代表取締役社長 山本敬介
- - 所在地: 静岡県三島市一番町18-22 アーサーファーストビル4F
- - 設立日: 2000年2月21日
- - 資本金: 2億3,023万円(2024年12月末時点)
- - 事業内容: IP Geolocation技術の開発およびサービス
- - URL: Geolocation Technology
この新しいAPIの公開により、企業はますますスマートに必要なデータを活用し、業務の競争力を高められることでしょう。今後の展開に注目です。