FRONTEOがみずほ証券にAIソリューションを提供
株式会社FRONTEO(東京都港区、代表取締役社長:守本正宏)は、みずほ証券株式会社(東京都千代田区、取締役社長:浜本吉郎)に対して自社開発した特化型AIソリューション「KIBIT Eye」の提供を開始したことを発表しました。これは、金融機関へのAI技術の導入が一層進む中で、新たなサービスの提供を目指す動きの一環です。
みずほ証券の顧客本位の取り組み
近年、金融業界の中で顧客本位の業務運営が強く求められています。みずほ証券もその期待に応えるべく、お客様に寄り添ったサービス向上に尽力してきました。「KIBIT Eye」は、通話の音声をテキストデータとして高度に解析・検証し、お客様が本当に求めているサービスをよりよく理解するために導入されました。このAIソリューションを通じて、みずほ証券のコンプライアンス体制が一層強化されることに期待が寄せられます。
KIBIT Eyeの概要とその機能
「KIBIT Eye」は、独自のアルゴリズムを用いたAIエンジンを搭載しており、低負荷かつ迅速な自然言語処理を実現しています。評価は高く、企業の信頼性向上や業務効率の改善に寄与することが期待されています。このAI技術は、情報の解析を通じて業務上のリスクを早期に発見し、不正の予見を可能にします。
- - リスク管理の革新: AIが大量のテキストデータを解析することで、判断基準のバイアスを排除し、網羅的な検知を可能にします。さらに、データのスコアリングによって高リスクなデータを抽出し、効率的なリスク管理を行います。
- - ビジネスの発展への貢献: FRONTEOは、今後もAI技術を駆使して様々な企業のビジネスの成長を支えていく姿勢を示しています。
FRONTEOの企業理念と展望
FRONTEOは、「KIBIT」を通じて社会課題に寄与することを企業の理念として掲げています。自社の自然言語処理技術は、特許を取得しており、従来の汎用型AIとは一線を画するもので、特にデータの視覚化技術を駆使して専門家の意思決定をサポートしています。
これにより、KIBITの技術は創薬の仮説生成やターゲット探索にも活用されています。このように、FRONTEOは様々な分野で社会実装を促進し、情報社会の公平性を実現することを目指しています。
企業の成長と未来
FRONTEOは2003年8月に創業し、2007年6月に東証マザーズ(現:東証グロース)に上場しました。現在、同社は日本を始め、米国、韓国、台湾で事業を展開し、第一種医療機器製造販売業の許可も得ています。資本金は898,618千円で、2024年8月31日時点の情報です。
今後もFRONTEOは、クライアントのニーズに応えるソリューションを提供し続けることで、業界内外での存在感を高めるとともに、多様な業種の企業の成長をサポートしていくことが期待されています。