住宅購入の意識調査
2022-11-15 15:00:02
物価高と円安が影響、住宅購入予定者の意識調査結果
物価高と円安が影響、住宅購入予定者の意識調査
2022年10月31日から11月1日の間、全国で行われた住宅購入予定者に関するアンケート調査の結果が公開されました。調査を実施したのは、暮らしのスパイス株式会社で、サンプル数は3,000人という広範囲にわたるものです。この調査から、物価の上昇や円安が住宅購入に与える影響について、具体的なデータが浮かび上がりました。
アンケート結果の概要
調査対象者の中で、実際に住宅購入を「検討している」と答えたのは13%にとどまりました。つまり、残りの87%の人々は現在、住宅購入に対してあまり前向きではないということです。しかし、住宅購入を「予定通り行う」と「迷っている」という回答がそれぞれ28%を占め、次の「住宅のグレードを落として購入する」が20%、「購入を延期する」が14%、さらに「別の物件を購入する」が7%、最終的に「購入を中止する」が3%と続きました。
この結果からも分かるように、約44%の人々は、何らかの理由で購入計画を見直さざるを得ない状況に追い込まれています。これは、物価の上昇や金利の上昇などの経済的なプレッシャーが影響していると思われます。
住宅ローン利用者の意識も多様化
さらに、住宅ローンの利用状況について尋ねたところ、59%が「利用する」と回答しました。一方で、22%は「利用しない」と答え、19%は「未定」としています。188人の住宅ローン利用予定者に対して、最も多く選ばれたのが「全期間固定金利型」で31%、次いで「固定金利期間選択型」が26%、そして「変動金利型」が24%でした。金融機関のローン利用についても、選択が多様化している様子が伺えます。
経済状況が審査に影響
特に興味深いのは、住宅ローンを利用する予定の方々に対して、経済状況が審査に影響を及ぼすと思うかどうかを尋ねた結果です。82%の人が「多少の影響はある」「影響はある」と答え、わずか11%の人が「ほとんど影響はない」と回答しました。今の日本経済が厳しい情勢にある中、多くの人が自らの住宅ローンの審査に対して不安を抱いていることが分かります。
変化する住宅購入のスタイル
これまでの住宅購入のスタイルは、金融機関を利用した変動金利型ローンが多く選ばれていましたが、現在は不安定な経済情勢を受けて、固定金利やノンバンクのローンを選ぶ人も増加しています。マイホームを持つことが多くの人にとっての夢ですが、現実的なライフステージを見据えた場合、それぞれの選択肢を考え、賢い判断をする必要があるでしょう。
暮らしのスパイス株式会社の取り組み
暮らしのスパイス株式会社は、住宅購入を望む人々に対して、無料のサポートを提供しています。金融機関からの広告収入に依存する形で運営されており、誰でも気軽に相談できる環境を整えていることが特徴です。彼らは、住宅ローン審査に関して独自のノウハウを蓄積しており、過去に借り入れがあった方でも審査に合格できる可能性を広げています。
今後の住宅市場は、物価や金利の変動に影響を受けることが予想されますが、消費者が賢い選択をすることで、より良い住まいを手に入れる手助けをしていく必要があります。
会社情報
- 会社名
-
暮らしのすぱいす株式会社
- 住所
- 愛知県名古屋市中村区角割町1−5−8
- 電話番号
-
052-526-5140