乾燥野菜「野菜を食べる」シリーズ登場!
最近、フードロスの問題が社会的な課題として注目されています。この問題への解決策として、株式会社NTTアグリテクノロジーと株式会社農業総合研究所が共同で開発した新しい加工食品が、2025年3月11日から販売されることが発表されました。それが、乾燥野菜「野菜を食べる」シリーズです。
フードロス削減への取り組み
このシリーズは、農産物の高付加価値化とフードロスの削減を目的としており、両社が2024年9月に資本業務提携を結んだことに基づいて開発されました。NTTアグリテクノロジーは、大規模な施設園芸の設計やICTを用いたデータ駆動型農業など、多岐にわたる事業を展開しています。その中で、廃棄される規格外の野菜を有効活用する必要性を感じ、保存性を高めた乾燥食品の開発に踏み切ったのです。
一方、農業総合研究所は全国のスーパーマーケットで直売所事業を展開し、生産者と消費者を直接つなげる新しい流通形態を確立しています。このスキームを活かして、規格外野菜を使った乾燥野菜の販売を行うことで、双方が相互にメリットを得ることができるのです。
商品の特長とニーズへの応え
「野菜を食べる」シリーズは、多忙な主婦や働く人々に向けて開発されました。「料理はしたいけれど時間がない」「家事や育児、仕事で忙しいからこそ、野菜を家族に食べさせたい」といったニーズに応えるための商品です。
すべての原材料に国産の野菜を使用し、形状や傷による規格外野菜を積極的に活用することで、フードロスの削減にも寄与しています。これにより、家庭内でも無駄を無くし、持続可能な食生活の実現を目指しています。
調理の手軽さ
「簡単・便利・手軽に、野菜を食べられる」ことをテーマにしたこの商品は、時短調理を可能にするレシピが用意されており、約10〜15分で完成します。フライパン一つで作れるレシピは、まな板や包丁を使わずに調理できます。この利便性は、特に忙しい家庭や一人暮らしの方々にとって大きな魅力となるでしょう。
1袋あたり2~3人前のサイズが設計されており、使い切りやすく、乾燥野菜を初めて使う方でも手に取りやすい内容となっています。さらに、商品はチャーハン用、キーマカレー用、パスタ用の3種類のバリエーションが用意されており、ユーザーの好みに合わせて選ぶことができます。各商品は324円(税込)で販売されます。
未来に向けた取り組み
この取り組みは、単なる商品開発に留まらず、両社が食農分野での社会課題解決に果たす役割を強化するものです。今後、さらなる加工食品の開発が期待される中、「野菜を食べる」シリーズはフードロス削減への重要な一歩となるでしょう。これからの展開に、ぜひ注目してみてください。
参考レシピ
このシリーズが、より多くの家庭に届き、持続可能な食生活が広がることを期待しています。