大地と響き合うアートの深淵へ 「大地に耳をすます気配と手ざわり」展
東京都美術館で開催される「大地に耳をすます気配と手ざわり」展は、自然を題材に、独自の表現でその深淵を描き出す5人の現代作家――榎本裕一、川村喜一、倉科光子、ふるさかはるか、ミロコマチコ――の作品を紹介する展覧会です。
多彩な関連プログラムで展覧会を深く楽しむ
本展では、単に作品を鑑賞するだけでなく、作家たちの制作背景や作品への想いを直接聞くことができるアーティストトークや、専門家との対談、美術館のアート・コミュニケータ(とびラー)と一緒に作品世界を深掘りする鑑賞プログラムなど、多角的な視点から展覧会を楽しめる関連プログラムが充実しています。
アーティストトークで作家たちの言葉に触れる
展覧会会場では、出品作家によるアーティストトークが開催されます。作家自身の言葉を通して、作品に込められたメッセージや制作過程の苦労、自然と向き合う姿勢など、作品の裏側を知ることができます。
- - 7月20日(土):川村喜一、ふるさかはるか
- - 8月4日(日):倉科光子
トークイベントで作品の魅力をさらに深める
アーティストトークに加え、専門家との対談やテーマ別トークイベントも開催されます。それぞれのイベントでは、作品を異なる角度から捉え、新たな発見や理解へと導く内容が展開されます。
- - 8月24日(土):漆・藍・土 自然と「ともに」つくる木版画
- - 8月31日(土):倉科光子 × 平吹喜彦
- - 9月22日(日):川村喜一に聞く知床の暮らしと制作
鑑賞プログラムで作品と対話する
「ダイアローグ・ナイトwithとびラー」や「ダイアローグ・デイwithとびラー」は、東京都美術館のアート・コミュニケータ(とびラー)と一緒に、展覧会を巡りながら作品について語り合う鑑賞プログラムです。作品を鑑賞するだけでなく、参加者同士で意見交換したり、とびラーの解説を聞くことで、作品への理解を深めることができます。
子供も楽しめるプログラムも充実
本展では、子供向けプログラムも用意されています。夏休み期間中の「キッズ+U18デー」では、小中高校生とその保護者向けに、美術館を無料で開放します。子供たちは、アートに触れながら創造性を育む貴重な体験をすることができます。
自然とアートの融合を体感する
「大地に耳をすます気配と手ざわり」展は、自然と深く関わる5人の現代作家の作品を通して、大地の息吹、生命の力強さ、そして自然と人間の繋がりを深く感じられる展覧会です。様々な関連プログラムに参加することで、展覧会をより深く理解し、豊かな感性を育むことができます。ぜひ、この機会に東京都美術館を訪れて、大地と響き合うアートの深淵に触れてみてください。
展覧会概要
- - 会期:2024年7月20日(土)~10月9日(水)
- - 会場:東京都美術館 ギャラリーA・B・C
- - 休室:月曜日、9月17日(火)、9月24日(火)
- - 開室時間:9:30~17:30、金曜日 9:30~20:00
- - 観覧料:一般 1,100円、大学生・専門学校生 700円、65歳以上 800円、高校生以下無料
- - 主催:公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都美術館
- - 詳細:https://www.tobikan.jp/daichinimimi