大阪市、令和8・9年度に公立保育所5園の民間移管先法人募集開始!老朽化対策と保育の質向上目指す
大阪市、5つの公立保育所を民間移管へ - 老朽化対策と質の高い保育サービス提供目指す -
大阪市は、令和8・9年度に民間移管する公立保育所の移管先法人を募集することを発表しました。対象となるのは、老朽化が著しい5つの保育所です。市は、民間活力を活用することで、保育所の建て替えと質の高い保育サービスの提供を目指しています。
今回の民間移管は、平成24年7月に策定された「市政改革プラン」に基づくものです。同プランでは、保育所について、セーフティネットとしての直営の必要性を考慮しつつ、原則民間移管に取り組むことを掲げています。
民間移管には、移転型と仮設活用型の2つの方法があります。移転型は、市が代替地を確保し、民間法人が園舎を新築する方式です。一方、仮設活用型は、市が近隣に仮設保育所を建設し、移転後に既存園舎を解体し、民間法人が現保育所用地に園舎を新築する方式です。
移管される5つの保育所は以下のとおりです。
建替移管(移転型)
柏里保育所(西淀川区)
建替移管(仮設活用型)
毛馬保育所(都島区)
酉島保育所(此花区)
小田町保育所(浪速区)
* 喜連保育所(平野区)
移管先法人の選定は、学識経験者等により構成される「大阪市立保育所民間移管・民間委託予定者選定会議」が行います。選定にあたっては、保育の質を重視した審査が行われ、第1次審査と第2次審査の2段階で実施されます。
民間移管の募集要項やスケジュールなどの詳細については、大阪市ホームページで公開されています。
民間移管への期待
今回の民間移管は、老朽化した保育所の建て替えだけでなく、保育の質向上にも大きく期待されています。民間事業者のノウハウや創意工夫を導入することで、子どもたちのより良い保育環境を実現できると期待されています。
また、民間移管によって、保育サービスの多様化や選択肢の増加につながることが期待されます。保護者のニーズに合わせた保育サービスを提供することで、より多くの保護者に利用しやすい環境が整うことが期待されます。
今後の展開
大阪市は、今回の民間移管を皮切りに、今後も保育サービスの質向上と充実を図っていく方針です。民間事業者との連携を強化し、子どもたちの未来を支える質の高い保育サービスを提供していくことが期待されます。