DNPとUSEN-ALMEXがデジタルパスポートによる新サービス実証実験を開始
大日本印刷(DNP)とUSEN-ALMEXが新たなホテル業界のデジタル化に向けた取り組みを開始しました。両社は、デジタルパスポートを活用し、ホテルのチェックインプロセスを効率化するための実証実験に入ります。この新しい試みは、ソラーレ ホテルズ アンド リゾーツの協力のもと、2026年1月20日にロワジールホテル 品川シーサイドで実施される予定です。
実証実験の目的は、訪日外国人旅行者が増加する中で、ホテル業界の負担を軽減し、よりスムーズな宿泊体験を実現することです。特に、従来のチェックイン方式では、パスポートの確認や宿泊者名簿の作成に多くの時間とリソースが必要でした。この課題に対処するため、国際民間航空機関(ICAO)が推奨するデジタル渡航認証を利用した新しい方法を模索しています。
実証実験の内容と流れ
この試験では、デジタルパスポートとKIOSK端末を連動させ、旅行者が事前に登録することで、チェックインをスムーズに行える仕組みを構築します。待ち時間の削減やストレスの軽減が期待され、従業員の業務負担も軽減されるでしょう。これにより、ホテル側はピーク時の混雑が緩和され、深夜帯の業務も効率化される見込みです。
セキュリティとプライバシーの確保
DNPは、認証基盤である「CATRINA」を提供し、国際的なセキュリティ基準に準拠したデータ管理機能を担っています。これにより、旅行者の個人情報が安全に管理され、顧客のプライバシーが保護されます。また、宿泊者名簿の作成を自動化することで、スタッフが接客などの重要な業務に集中できる環境を整えます。
実験の具体的なフェーズ
実験は2つのフェーズで実施されます。
- - フェーズ1(2026年1月20日):ロワジールホテル 品川シーサイドで、チェックイン技術の実証を行います。
- - フェーズ2(2026年3月1日~6月30日):USEN-ALMEXの「PreCheck-in」導入ホテルで、デジタルパスポートを用いた非対面チェックインを実施します。
今後の展開
両社は、今回の実証実験から得た知見を活かし、デジタルパスポートと統合した新たなチェックインサービスの商用化を目指します。加えて、宿泊体験全体の顧客満足度を高める取り組みを進めていく予定です。実験の成果は、2026年2月に開催される国際ホテル・レストラン・ショーで紹介され、業界に新たな価値を提案することでしょう。
このように、DNPとUSEN-ALMEXによる新たな挑戦は、ホテル業界のDXを促進し、未来の旅行体験を変える可能性を秘めています。