オンライン面会支援
2020-05-15 11:02:27
親子の絆をオンラインでつなぐ!コロナ禍における面会支援の新しい形
親子の絆を守るオンライン面会交流支援
新型コロナウイルスの影響により、多くの親子が対面での面会交流ができない状態に置かれています。離婚や別居の家庭では、子どもと離れて暮らす親にとって、子どもの顔を見たり声を聞いたりすることが非常に大切です。しかし、2020年から始まったコロナ禍では、この機会が大幅に減少し、面会交流ができる親子は全体の1割に満たないという現状が明らかになりました。
面会交流の現状
法務省の情報によると、コロナウイルスの影響で離婚によって別居している親子の面会が難しくなりました。この状況を受けて、「びじっと」という第三者機関が新たな支援策を打ち出しました。通常の面会交流支援が困難な中、オンラインでの面会交流支援を始めたのです。
「びじっと」は、毎月数回の面会交流を提供していたが、コロナ禍によって月に数回、前年の1割程度にまで減少してしまいました。そのため、オンラインでの面会交流の提供が急務となり、5月には急増するオンライン面会のニーズに応える形で新しい支援体制を整えました。
オンライン面会交流支援の導入
オンライン面会交流は、子どもたちが親の顔を見ることができる貴重な機会を提供します。最近では、コロナの影響で不安を感じる親子が増え、その分オンライン面会の申込みも増加しました。特に、オンライン形式での面会は、実施する場所や時間に柔軟性があり、利用者から好評を得ています。
2020年の4月から試行が始まり、すでに8組の親子がオンラインで交流を持っています。体験した利用者からは、「子どもたちの顔が見られて嬉しかった」、「不安を感じていたが、安心感を得た」といった声が寄せられており、子どもたちの適応能力にも驚かされています。
課題と対応
しかし、オンライン面会交流の重要性は国によって異なります。イギリスでは、面会交流が外出制限の例外とされるほど重要視されていますが、日本ではまだ普及が進んでいないという現状もあります。
「びじっと」の代表理事、古市理奈氏は、コロナ禍による心理面への影響を懸念し、オンライン面会の意義を強調しています。子どもが離れて暮らす親のことを心配している中で、安定した関係を築く手助けが必要です。
コストを抑えた支援
「びじっと」では、オンライン面会交流を低コストで提供しています。付添い型の支援では、スタッフが親子の交流を見守り、アドバイスを行いながら進めます。また、日程調整型では、利用者の希望するツールを選び、柔軟に対応しています。経済的な負担を軽減するためのクラウドファンディングも始まり、資金を募っています。
未来への希望
子どもを育てる「育児」と、親自身の成長を促す「育自」の観点からも、面会交流は大切な機能です。コロナの影響がいつまで続くかわからないが、少しでも親子の時間を守るために、支援団体が果たす役割はますます重要になってきています。これからも「びじっと」は、多くの親子が安心して交流できる環境を提供し続けることを目指しています。
びじっとについて
一般社団法人「びじっと」は、離婚や別居により親子が抱えるさまざまな問題に取り組むため、面会交流支援を行う非営利団体です。年間600件を超える支援を行いながら、子どもたちが両親から愛情を感じられる環境作りに努めています。今後の活動と支援の拡大に、ぜひご注目ください。
会社情報
- 会社名
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一般社団法人 びじっと・離婚と子ども問題支援センター
- 住所
- 神奈川県横浜市中区尾上町6-86-1関内マークビル5F 行政書士阿部オフィス内
- 電話番号
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