食べログがWOVN.io導入で多言語対応!訪日客向けサービス強化へ
日本最大級のレストラン検索・予約サービス「食べログ」を運営する株式会社カカクコムは、Wovn Technologies株式会社が提供するWebサイト多言語化ソリューション『WOVN.io(ウォーブン・ドットアイオー)』を導入し、多言語での本格展開を開始しました。
この導入により、食べログは訪日客向けに、多言語版のネット予約サービスを提供開始。急増するインバウンド需要に対応し、サービスを強化していきます。
訪日客の利便性向上と飲食店の課題解決
2024年現在、訪日客数はコロナ禍以降で最多となり、外食業界ではインバウンド需要により売上が好調です。しかし、オーバーツーリズムや人手不足が深刻化し、飲食店における訪日客対応が進んでいないのが現状です。
観光庁の調査によると、インバウンド観光客が「多言語表示の少なさ・わかりにくさ」について困る割合の高い施設として、「飲食店」が都市部・地方部どちらにおいても上位に挙げられています。
こうした状況を受け、カカクコムはWOVN.ioを導入し、食べログとモバイルオーダーサービス「食べログオーダー」の多言語対応を実施しました。
WOVN.io 導入の決め手
WOVN.ioは、カカクコムが運営する宿泊旅行の情報メディア「icotto」の英語対応など、同社他サービスでの活用実績があり、あらゆる業界の大手企業への導入実績も豊富です。
導入の決め手となったのは以下の3点です。
1.
幅広い導入実績と専任担当者によるサポート: カカクコムの他サービスサイトでのWOVN.io活用や、あらゆる業界での18,000サイト以上の導入実績がある点は、安心できる要素です。導入・運用開始時には、専任担当者によるサポートが提供されるため、安心して多言語サイト運用を行えます。
2.
用語集とマルチ翻訳エンジンの活用による高品質翻訳: 機械翻訳と用語集機能を活用することで、社内リソースをかけずに安定した品質を保ちながらも、スピーディーな多言語対応を実現します。用語集には、店名やメニュー名といった固有名詞を事前に登録することで、翻訳の正確性を担保できます。さらに、言語ごとに強みを持つ複数のAI翻訳エンジンと連携することで、より精度の高い翻訳を可能にします。
3.
柔軟なカスタマイズ性: 3つの導入方式やAPI連携など、導入したいサイトや企業の要望に合わせた柔軟なカスタマイズ性を評価されました。
導入サイトと対応言語
食べログ: https://tabelog.com 対応言語: 英語、繁体字、簡体字、韓国語
食べログオーダー: https://order.tabelog.com 対応言語: 英語、繁体字、簡体字、韓国語
今後の展望
食べログは、今後も訪日客の利便性向上を図るべく、コンテンツ拡充や翻訳範囲の拡大など、WOVN.ioを活用した多言語対応を展開していく予定です。
WOVN.ioは、訪日外国人や在留外国人の利便性向上を図るべく、あらゆる情報ポータルサイトの多言語対応をサポートしていきます。
WOVN.ioについて
WOVN.ioは、「世界中の人が、すべてのデータに、母国語でアクセスできるようにする」をミッションに、Webサイトを最大45言語・79のロケールに多言語化できるソリューションです。
大手企業を中心に18,000サイト以上へ導入されており、既存のWebサイトに後付けすることが可能です。多言語化に必要なシステム開発や多言語サイト運用にかかるコスト削減、人的リソースの削減、導入期間の短縮を実現します。
食べログの多言語化、訪日客だけでなく飲食店にも大きなメリット
食べログがWOVN.ioを導入し、多言語対応を開始したことは、訪日客だけでなく、飲食店にとっても大きなメリットをもたらすでしょう。
訪日客にとって、食べログはレストランを探す上で欠かせないツールです。多言語対応により、言語の壁がなくなり、よりスムーズに情報を得ることが可能になります。これにより、訪日客は食べたいものを探しやすくなり、飲食店は新たな顧客層を獲得できる可能性が広がります。
飲食店にとっても、WOVN.ioの導入は大きなメリットがあります。従来は、多言語対応サイトの構築には、多大な時間とコストがかかっていました。しかし、WOVN.ioは、既存のWebサイトに後付けできるため、簡単に多言語化を実現できます。さらに、用語集機能により、翻訳の正確性を高め、誤訳によるトラブルを防ぐことも可能です。
また、WOVN.ioは、複数のAI翻訳エンジンと連携しているため、より精度の高い翻訳を実現できます。これは、飲食店のメニューや情報を正確に伝え、顧客満足度を高めることにつながります。
今回の食べログの多言語対応は、訪日客と飲食店の双方にとって大きな一歩となるでしょう。今後、より多くの飲食店がWOVN.ioのような多言語化ソリューションを導入し、インバウンド需要に対応していくことが期待されます。