「Fixstars 高速化コンテスト 2026」結果発表
2026年2月19日から3月2日の間に開催された「Fixstars 高速化コンテスト 2026」で、井上卓哉氏が鮮やかな勝利を収め、2連覇を達成しました。このコンテストは、パフォーマンスエンジニアリング技術を競うもので、多くの学生が技術を磨く貴重な機会となっています。
コンテストの概要
本コンテストは、フィックスターズが主催し、数学的な問題を解くプログラムの処理速度を競い合います。参加者数は前回を上回り、179名がエントリー。今回は、国内在住の学生専用の「本戦」と、学生以外にも開放された「エキシビション」の2つの枠が設けられました。
エントリー開始は2026年2月17日で、2月19日からはプログラムの提出が可能となり、最終的には111本の課題が提出されました。特に参加者の中で170名が本戦に挑戦し、9名がエキシビションに参加しました。優勝者は井上卓哉氏で、彼のプログラムは平均0.198msという素晴らしい速度で課題を解決しました。
結果と参加者の熱意
今回も、参加者たちの技術力を示すハイレベルな戦いが繰り広げられました。優勝者の井上氏を除く上位入賞者たちも、ほんの数ミリ秒の差で競い合いました。その結果、以下のように順位が確定しました:
- - 優勝: 井上卓哉(yokozuna57) - 賞金50万円
- - 準優勝: CleverElsie - 賞金20万円
- - 第3位: EK55 - 賞金10万円
- - 第4位: Jinapetto - 賞金5万円
- - 第5位: rogi52 - 賞金1万円
これらの成果は、優秀な参加者たちがどのようにプログラムを高速化するために努力したかを物語っています。
課題の特徴
特に今回の課題「最強パーティ結成!」は、グラフ理論に基づくクリーク探索の技術と128次元の多次元制約判定という高度なアルゴリズムを扱い、参加者たちの実装能力が試されました。井上氏は、AVX-512命令セットの使用、非再帰DFSによる手動スタック化、さらに厳しい条件での優先判定といったテクニックを駆使し、結果的に参加者全体の中央値に対して約51.6倍の高速化を達成しました。
井上卓哉氏のコメント
優勝に輝いた井上氏は、「Fixstars 高速化コンテストでは、普段の競技プログラミングとは異なるアプローチで問題に向き合えることが面白いです。再び優勝できてとても嬉しいです」とコメントしました。
まとめと次回への期待
「Fixstars 高速化コンテスト」は、プログラミングにおける革新と技術進化の場として今後も成長していくことが期待されます。特にフィックスターズは、毎年新たな才能を発掘し、学生の可能性を広げる取り組みを継続していくことでしょう。次回の開催が待ち遠しいですね。フィックスターズでは現在、パフォーマンスエンジニアリングに挑むエンジニアを募集中です。詳しくは公式ウェブサイトをご覧ください。