伊予柑エールビール『Iyokan Saison』の誕生
2024年1月14日、「いよかん」の日を迎えるにあたり、全く新しいエールビール『Iyokan Saison』が登場します。このビールは、アップサイクルの理念を持つ『Better life with upcycle』が製造し、有機JAS認証を受けた非常に希少な伊予柑を使用しています。特に注目すべきは、従来捨てられていた摘果の伊予柑を再利用することで、農業ロスを削減し、持続可能な利用を図ることです。
アップサイクルによる新たな価値の創出
『Better life with upcycle』は、神奈川県海老名市に位置する100年続くベーカリーが運営するサステナブルなブルワリーです。このブルワリーでは、パンのミミをモルトの一部に代替してクラフトビールを醸造しています。伊予柑エールの製造においても、彼らの特別な製法が活かされています。
また、伊予柑を栽培する『MOTTAINAI COCOLOFARM』は、伊予柑の皮を香り高いビールへと生まれ変わらせることで、農作物の廃棄ロスを減らし、環境への配慮をおこなっています。このように、両社のコラボレーションは、持続可能な農業と新たなビール文化の創造を目指しています。
独特の風味と飲みやすさ
『Iyokan Saison』は、フレッシュな伊予柑の香りと共に、ベルギーのセゾン酵母によるスパイシーなアロマが絶妙に組み合わさった風味が特徴です。パンのミミ由来のやわらかさと、柑橘の清々しい香りとの調和が生み出され、飲みごたえのある爽やかな味わいとなっています。日本の果実の総生産量に占めるわずか0.09%という希少な有機伊予柑をふんだんに使ったフルーツビールは、リフレッシングでキレの良い仕上がりとなっています。
発売日と購入方法
この魅力的な伊予柑エールビール『Iyokan Saison』は、1月14日からECサイトで販売が開始されます。実際、全国各地の飲食店でも取り扱いがスタートする予定で、特定の店舗では既に提供が行われています。
提供店舗
- - coffeeと○○(東京都台東区)
- - Better life with upcycle BD Lab(神奈川県海老名市)
- - 港の食卓mesa(愛媛県松山市)
- - 小谷酒店(愛媛県大洲市)
環境に優しいビール文化の推進
本プロジェクトはただのクラフトビールの誕生にとどまりません。廃棄されるはずだった農産物を活用することで、食品ロス削減と地域活性化を促進し、持続可能な農業の実現を目指すものです。『MOTTAINAI COCOLOFARM』の取り組みは、ただ農業に革命を起こすだけでなく、地域のコミュニティーにとっても重要な意味を持っているのです。
環境保護、地域貢献、そして豊かな味わいを兼ね備えた『Iyokan Saison』は、まさに新しいビール文化の象徴です。この機会に、持続可能な理念に満ちた美味しいビールをぜひ一度、味わってみてはいかがでしょうか。