子どもたちの想いを地球に届けるアート展、夢の島で開催

地球環境へのメッセージが込められたアート展

東京都江東区に位置する夢の島熱帯植物館で「JQA地球環境世界児童画コンテスト優秀作品展」が開催されます。これは、1999年から続くコンテストで、子どもたちが地球環境について考えるきっかけを提供することを目的としています。

展示会の概要

この展示会は、2025年9月9日（火）から10月13日（月・祝）まで行われ、過去20回目を迎える今年のコンテストで選ばれた優秀作品40点が展示されます。主催は一般財団法人日本品質保証機構（JQA）と国際認証機関ネットワーク（IQNET）、後援にはUNICEF東京事務所や独立行政法人国際協力機構（JICA）が名を連ねています。特にJICAは第25回から後援として参加しており、国際的な視野を持った取り組みとなっています。

地球をテーマにした心温まる作品

展示される作品は、子どもたちが思い描く地球環境に対する姿勢やメッセージが色濃く反映されています。例えば、スリランカ出身の10歳の子どもが描いた作品には、自然や動物への愛情、さらには環境保護への切実な想いが表現されています。このような作品を通じて、来場者は子どもたちの無邪気でありながら、切実な地球保護の訴えに触れることができます。

アクセスと入場情報

夢の島熱帯植物館へのアクセスは、電車をご利用の場合、東京メトロ有楽町線、JR京葉線、臨海高速鉄道りんかい線の「新木場」駅から徒歩13分。また、車での訪問も便利であり、首都高速道路湾岸線「新木場I.C.」から約10分で到着します。入園料は一般で250円、65歳以上は120円、中学生は100円。小学生以下や東京都在住の中学生は無料です。

開館は毎日午前9時30分から午後5時までで、休館日は月曜日（祝日の場合はその翌日）ですので、訪れる際は注意が必要です。

環境問題への意識を高めるチャンス

「JQA地球環境世界児童画コンテスト」は、毎年約72の国・地域からの応募作品が寄せられ、今回の応募数は9,907点に達しました。これは、子どもたちが自国だけでなく、世界の環境問題にも関心を寄せている証拠です。このような取り組みを通じて、環境問題への意識を高め、生態系を守ることの重要性を広めています。

全国各地の美術館でも同コンテストの受賞作品を展覧する機会がありますので、興味がある方はぜひ足を運んでみてください。子どもたちの想いを通じて、未来の地球について考える大切な機会となることでしょう。展示会の詳細やその他のスケジュールについては、公式サイトをご確認ください。

この展示を通じて、私たち大人も子どもたちのメッセージを受け取り、未来の地球をともに考えていきたいものです。