横浜市歴史博物館30周年での特別講演会の開催をお知らせします

横浜市歴史博物館は、2025年1月に開館30周年を迎え、この記念すべき機会に特別な講演会を開催します。この講演会のテーマは「横浜三万年の歴史の軌跡」。これは、1995年の開館以来、同館の発展に寄与してきた専門家たちによる有意義な時間です。

このイベントでは、横浜の考古学や歴史に精通した5人の講師がそれぞれの研究成果を発表します。まず、安藤広道氏が「近年の横浜の考古学研究を振り返る」という視点から、最新の研究トピックを紹介します。続いて、鈴木靖民氏が古代の横浜についての主要な発見を解説し、五味文彦氏が横浜における仏像と茶の関係について考察します。その後、西川武臣氏からは近世横浜の資料がもたらす新たな視点が提示され、上山和雄氏が近代史研究の成果をもとに、港都横浜とその郊外の関係を明らかにします。

また、講演の後には、ディスカッションの時間も設けており、歴史博物館の30年の成果や今後の期待と課題について意見を交わします。歴博の館長である佐藤信氏が趣旨説明を行った後、各講師が講演を行い、最後に閉会の挨拶を行います。「歴博30年の成果」、「今後の歴博への期待と課題」といったテーマでの活発な意見交換が期待されます。

この講演会は、誰でも参加できるものですが、事前申込が必要です。応募はオンラインまたは往復はがきを通じて受け付けています。定員は170名ということなので、興味がある方はお早目の申し込みをお勧めします。申込の締切は2025年1月22日です。

また、横浜市歴史博物館は、開館以来「横浜に生きた人々の生活の歴史」をテーマに、多くの歴史資料を収集・展示しています。隣接する大塚・歳勝土遺跡公園も国指定史跡として知られており、訪れる方々にはその歴史的価値を感じ取っていただける環境が整っています。

この講演会を往復はがきまたはウェブを通じて申込むことで、横浜の多様で豊かな歴史について更に理解を深めることができるでしょう。開館30周年という特別な節目に、横浜の歴史を共に学び、考える貴重な機会をお見逃しなく！