Cloudbaseが進化させるECSサービススキャン機能
Cloudbase株式会社が新たに導入した「ECSサービススキャン」機能により、Amazon Elastic Container Service(ECS)で稼働するコンテナの脆弱性スキャンが実現しました。これまで、コンテナレジストリ上にあるイメージのみを対象としたスキャンを行っていましたが、実際のサービス環境に基づいた監視が可能になったことで、企業のセキュリティ対策がさらに一歩進んだ形になります。
開発の背景
近年、コンテナ技術が普及し、システムを支えるアプリケーションがコンテナイメージとして構成されることが一般的となりました。しかし、これらのイメージに含まれるOSパッケージやライブラリには、脆弱性が潜む可能性があり、その影響を抑えるためには継続的なモニタリングと迅速な対応が求められます。これまでのスキャン方法では、コンテナイメージ単位での評価が中心であったため、実際の運用状況に基づくリスク判断には限界がありました。そこでCloudbaseは、稼働中のECSサービスに直接関連づけて脆弱性をスキャンする新たな機能の開発に至りました。
アップデート内容
新機能「ECSサービススキャン」では、実際に運用中のECSサービスが使用するコンテナイメージを対象に脆弱性を評価し、発見した脆弱性がどのサービスに関連しているかを確認できるようになりました。さらに、SSVC(Stakeholder-Specific Vulnerability Categorization)に基づくリスク評価を導入することで、脆弱性自体の深刻度だけでなく、それが実際の稼働環境においてどれほどの影響を及ぼすかを考慮して対応の優先順位を決定できます。この新機能により、脆弱性管理がより効率的かつ効果的になることが期待されています。
SSVCとは
SSVCは、カーネギーメロン大学のソフトウェア工学研究所によって提案された脆弱性優先度判定のフレームワークです。脆弱性そのもののCVSSスコアだけではなく、実際にその脆弱性が悪用される状況や資源の公開状況、重要度などから対応の優先順位をつけることができます。Cloudbaseの新機能も、この手法を取り入れることで、より実際に即したリスク管理が可能となります。
期待される効果
新機能により、企業はコンテナレジストリに保存されたイメージだけでなく、実際に稼働しているサービスに紐づけた脆弱性情報を把握できるようになりました。これにより外部からのアクセス状況や実際の稼働状況を考慮に入れた上で脆弱性に優先的に対応できるようになります。Cloudbaseは今後も、クラウド環境におけるセキュリティリスクを可視化し、企業が限られた人員とリソースで効率的に管理できる環境を構築するお手伝いをしていくとしています。
会社概要
Cloudbase株式会社は、2019年に代表の岩佐晃也が創業。多様なクラウド環境におけるリスクを統合管理するセキュリティプラットフォーム「Cloudbase」を提供しており、企業が保有するインフラ資産全体を見える化し、セキュリティリスクの管理をサポートしています。また、AI分野においても情報漏洩を防ぐガバナンスプラットフォーム「Cloudbase AI」を通じ、より安全なAI活用を提案しています。これらの活動を通じて、企業のデジタルトランスフォーメーションを加速させるためのサポートを行っています。
詳しい情報は公式サイト(
Cloudbase株式会社)をご覧ください。