東京新富町に創造空間「o」誕生!異業種コラボで生まれる新しい文化圏
2023年11月22日、東京の新富町に、クリエイションを軸に文化圏を拡げていく革新的な空間「o」がオープンしました。株式会社ooc(本社:兵庫県淡路市)が手がけるこのプロジェクトは、カフェや京都大学発のスタートアップ企業など、多様な企業や個人が集う、自由な創造性を育む場として注目を集めています。
「o」が目指すもの:空白のフィールドで生まれる創造性
「o」は、既存の枠にとらわれないオルタナティブなデザインとビジュアライズの可能性を探求する、株式会社oocによる社会実験プロジェクトです。空間の用途に余白を残すことで、来場者が自由に創造性を拡張できる「空白のフィールド」を提供します。
異なるバックグラウンドを持つ人々が集い、概念や物が文脈なく共存する環境は、予期せぬ出会い、違和感、そして新しい創造の芽生えを促します。
淡路島の職人が創り上げる空間デザイン
「o」の空間デザインは、淡路島を中心に調達された20種類の素材を使用。木工、鉄工、石工など、13人の職人の技が融合した、複雑で奥深い空間となっています。石と柱梁、土台と床組、鉄骨とRCなど、建築的ディテールを再解釈し、脈絡のないオブジェが配置されています。この意図的な無秩序と秩序の共存が、創造性を刺激する独特の雰囲気を作り出しています。
パートナー企業との協業:カフェと社会調査
「o」には、以下の企業がパートナーとして参加しています。
TERON COFFEE:温かい雰囲気のカフェで、フルーティーなコーヒーと手作りスイーツを提供。来場者同士、そして街を繋ぐコミュニティハブとしての役割も担っています。
株式会社SciEmo:京都大学発のスタートアップ企業。人文社会学と経営学を融合した独自の調査手法を用い、新規事業開発やブランディング支援などを行っています。
未来への拡張:協業企業・フリーランスの募集
デザイン、建築、カフェ、スイーツ、リサーチ、ブランディングという既存のフィールドを超え、「o」はさらなる拡張を目指しています。現在、協業できる企業やフリーランスを募集しており、関心のある企業・個人は問い合わせ先から連絡できます。
オープンレセプション:多様なプログラム
2024年12月の本オープンに先駆け、11月22日(金)と23日(土)にはレセプションが開催されました。企業・メディア関係者向けと一般来場者向けに、それぞれ異なるプログラムが用意されました。TERON COFFEEとYSNNによるレセプション限定メニューや、株式会社oocの橋本卓磨CEOや株式会社SciEmoのメンバーによるトークセッションなど、盛りだくさんの内容でした。
株式会社ooc:クリエイションと社会実験
株式会社oocは、「クリエイション+社会実験」をテーマに活動する企業です。モノづくりが社会装置となるまでのプロセスを考案し、最適なアウトプットで提案することで、環境変化をもたらす仕組みを実験的に試行しています。トレンドや既存の枠組みにとらわれない、オルタナティブなデザインの方法論とビジュアライズの可能性を模索し続けています。
まとめ:創造性と可能性が交わる空間
「o」は、単なる空間ではなく、創造性と可能性が交わる、新しい文化圏の創出を目指しています。異業種連携や自由な発想が交差することで、今後どのような創造的な活動が生まれるのか、大きな期待が寄せられています。