福一漁業株式会社、静岡県の海を守るため寄付を実施
福一漁業株式会社(本社:静岡県焼津市、代表取締役:近藤太一郎)は、2023年2月17日に静岡県庁にて「静岡県美しく豊かな海保全基金」との贈呈式を行いました。この取り組みは、同社が運営するまぐろ専門の通販サイト「焼津港船元直営福一」の売上の一部を寄付するもので、企業としての社会的責任を果たす一環として重要な意味を持っています。
寄付の背景と目的
福一漁業は、江戸時代から300年以上にわたり静岡を拠点に活動してきた企業で、現在ではまぐろやかつおを中心に商いを行っています。同社は海洋環境の保全への認識を高め、持続可能な漁業を実現するための取り組みを続けています。2024年10月には通販サイトのリニューアルを計画しており、そのタイミングで開始される「売上の一部を寄付するキャンペーン」を通じて、海の豊かさを未来に継承するための支援を行うことを目的としています。
この寄付の趣旨について、近藤社長は「私たちが海からいただいた恵みを、長年お世話になっている静岡の海に還元したい」と語っています。これを受け、静岡県美しく豊かな海保全基金に寄付されることになりました。
美しい海を守る取り組み
静岡県美しく豊かな海保全基金は、海洋環境の保全に関するさまざまな事業を通じて、静岡の海を守ることを目的としています。具体的な取り組みとしては、民間団体への支援、環境保全の啓発活動、さらには水産資源の調査・研究開発などが挙げられます。特に、サクラエビやキンメダイといった水産資源の回復、海洋マイクロプラスチック問題への対応は今後の重要な課題となっています。
基金の設置は令和4年3月29日で、初期の期間である4年間での目標額は2億円となっており、その内訳は県からの拠出1.5億円と寄付金の0.5億円とされています。
未来に向けた持続可能な取り組み
福一漁業は今後も、持続可能な漁業を実現するための取り組みを続けていく計画です。BtoBの分野では、現在取得している水産エコラベル、MELやMSCの維持・更新を通じてサプライチェーン全体における環境への配慮を強化していく考えです。BtoCにおいても、環境に配慮した製品の取扱いを拡充しており、一般消費者への認知度アップを目指します。
最終的には、福一漁業株式会社の取り組みが静岡県の海の保全へ寄与し、企業としての責任を果たしながら地域社会の未来に貢献できることを期待しています。
お問い合わせ
福一漁業株式会社へのお問い合わせは、以下のリンクからどうぞ。
- - 福一漁業株式会社公式サイト
- - 企画戦略室 藁科(054-627-1215)
- - 営業第三部 岡安(0570-055-291)など、各部門への連絡も受け付けています。