電子署名と本人確認の新たな形『サインルーム』導入の背景
株式会社リーガルは、電子署名とオンライン本人確認(eKYC)を統合した「サインルーム」を不動産会社や金融関連企業など一般企業向けにも拡充し、2025年11月27日からの提供を開始します。様々な業種で推進されるデジタル化が、契約プロセスを根本から変えつつある中で、本人確認の精度や署名の真正性、そして記録の管理が重要な課題として浮かび上がっています。このサービスは、従来の士業向けで培った高い信頼性を利用しながら、企業実務に最適化された形で提供されます。
オンライン化の加速とその課題
近年、電子契約サービスの普及が進む中、従来の紙ベースや対面による契約から、オンラインでの契約プロセスへと急速に移行しています。しかし、このオンライン化に伴い、本人確認や署名の精度、そして契約内容の記録が適切に管理されているかという点が新たな課題として浮き彫りになっています。特に、不動産や金融業界では、法令遵守や不正リスクの低減、さらには顧客への利便性とセキュリティ両立が求められています。
何ができるのか
「サインルーム」は、オンラインでのお客様招待から始まり、マイナンバーカードを利用して「実在性」と「同一性」を担保します。全ての手続きはクラウドで完結するため、企業は導入直後から、高セキュリティな契約プロセスをスムーズに運用できます。
主な機能
1.
厳格なオンライン本人確認
- ホ方式、ヘ方式、カ方式に対応し、本人特定事項を確認
- 顔認証や本人確認書類撮影、ICチップ読み取りをスマートフォンで実施し、偽造リスクを最小限に
2.
法的効力のある電子署名機能
- マイナンバーカードや商業登記電子証明書を用いた電子署名に対応
- 複数署名者のリレー方式にも対応し、進捗を可視化
3.
オンライン面談管理の統合
- 案件ごとに面談情報や署名データを一元化し、スケジュール管理も容易に
4.
公的個人認証の有効性確認のオプションサービス
- 電子署名に使用された証明書の有効性を簡単に確認
一般企業での活用の場面
サインルームは、不動産業者では売買契約や委任状署名など、金融業者では口座開設や融資申し込みにおいて、厳格な本人確認を必要とする手続きをオンラインでサポートします。これにより、対面とオンラインのハイブリッド型への移行が可能になり、遠隔地の顧客にもスムーズにサービスを提供できます。
会社概要
株式会社リーガルは、司法書士や弁護士向けの各種システムを開発する企業として、法律専門家だけでなく、広く社会全体のニーズに応える製品を展開しています。高い信頼性と厳格な運用ノウハウをもとに、引き続きより便利で安全な契約プロセスを提供していくことでしょう。
URL :
リーガル公式サイト