ゼンリンデータコムとbooost technologiesが業務提携
日本の企業、ゼンリンデータコムとbooost technologiesが業務提携を発表しました。この提携は、高精度な地図データと先進の電力データ解析技術を組み合わせることで、事業領域を拡大することを目的としています。
業務提携の概要
ゼンリンデータコムは、法人向けに地図データを活用したさまざまなサービスを展開しています。特に、高精度な地図データや衛星データを基に、業務改善につながるソリューションの提供を行っており、企業のニーズに応じたサービスを多岐にわたって用意しています。例えば、テレマティックス事業や法人向けの地図情報サービスなどがこれにあたります。
一方、booost technologiesは、電力事業の運営をサポートする「ENERGY X」プラットフォームを提供しています。このプラットフォームは、電力の需給調整やデータ解析をクラウドでワンストップで支援するもので、企業の電力運営を効率化し、持続可能なエネルギー利用を促進します。
今回の提携によって、booost technologiesの機械学習を活用した電力データ解析の技術と、ゼンリンデータコムの地図ソリューションが融合され、新しいサービスメニューが開発される予定です。この連携により、顧客はより洗練された情報を得ることができ、電力運営の効率を高めることが期待されています。
今後の展開
提携の内容として、booost technologiesの顧客に対して、ゼンリンデータコムのサービスを新たな付加価値として提供する計画があります。これは、新電力事業会社が抱える課題を解決し、運営業務をサポートするためのものです。両社は、今後どのような具体的なサービスを展開するのか、業界の注目を集めています。
会社概要
株式会社ゼンリンデータコム
- - 本社: 東京都港区芝浦3-1-1 msb Tamachi 田町ステーションタワーN22階
- - 設立: 2000年4月13日
- - 資本金: 2,283,010千円(2020年4月1日現在)
- - 従業員数: 387名(2020年4月1日現在)
- - 事業内容: 高精度な地図データを使ったテレマティックス事業や法人向け情報サービスの提供
booost technologies株式会社
- - 本社: 東京都千代田区永田町2−11-1 山王パークタワー
- - 設立: 2015年4月15日
- - 資本金: 12億4590万円(資本準備金含む)
- - 従業員数: 55名(2020年11月現在)
- - 事業内容: AIや機械学習を活用したクラウド型エネルギーマネジメントシステムの開発、運営
最後に
この業務提携は、地図データと電力データのシナジーを生む可能性があり、今後の電力事業における新たな価値の創造が期待されています。両社の技術がどのように融合し、新しいサービスを生み出していくのか、今後の動向に注目です。