NTT東日本とアット東京、柔軟なネットワーク設計を実現する新連携を開始

NTT東日本とアット東京の連携について

NTT東日本とアット東京が新たに連携し、企業や組織向けのインフラストラクチャおよびネットワークソリューションを提供することが発表されました。この取り組みは、特にデジタルトランスフォーメーション（DX）のニーズが高まる中で、より効率的で安定したネットワーク環境を提供することを目的としています。

連携の背景と目的

現在、多くの法人はクラウドサービスとの連携やパブリッククラウドの利用を志向していますが、同時にセキュリティや安定性を重視しているのが現状です。NTT東日本は地域循環型社会の構築を目指す「REIWAプロジェクト」を進め、多様なアクセス回線を提供すると共に、「Multi Interconnect」と呼ばれる新サービスを展開しています。一方、アット東京は全国に13のデータセンターを展開し、業界トップクラスのサービスを提供しています。

この連携によって、両社のリソースと専門知識を組み合わせ、顧客にとって最も利便性の高いネットワーク環境を構築します。特に3月1日から開始される「Multi Interconnect」とアット東京の「ATBeX」との接続により、より柔軟なネットワーク構成が可能になります。

具体的な連携内容

この連携のメイン機能は、NTT東日本の「Multi Interconnect」とアット東京の「ATBeX」を組み合わせることで、クラウドインターコネクションが可能になることです。このことにより、顧客は柔軟にクラウドサービスを選択することができ、その結果、コスト削減とサービス提供の短縮を実現します。特に、従来必要だったデータセンター引込用の回線契約が不要となるため、イニシャルコストやランニングコストが大幅に削減される見込みです。

さらに、アット東京内に設置されたNTT東日本の設備を活用することで、新規回線敷設の手間が大幅に軽減され、迅速なサービス提供が可能となります。このように、両社の連携によって、高速で低コストなネットワーク環境の構築が期待されています。