江戸東京たてもの園特別展「武蔵野の歴史と民俗」の魅力を探る
2024年10月5日から12月15日まで、江戸東京たてもの園では特別展「武蔵野の歴史と民俗~『武蔵野郷土館』がのこしたモノたち~」が開催されます。この展覧会は、かつて存在した武蔵野郷土館の魅力に迫るもので、当館の豊かな歴史を振り返る貴重な機会です。
武蔵野郷土館の歴史
武蔵野郷土館は、1954年に開館し、地域の考古学や民俗資料の発掘、展示を行ってきました。関東一帯の遺跡調査を通じて貴重な資料を収集し、特に民俗に関する研究を深化させていました。1991年に閉館するまで、屋外展示「民俗園」では、竪穴住居や古墳模型の再現を通じて、地域の歴史を伝える役割を果たしていました。その後、郷土館の一部資料は江戸東京たてもの園へと受け継がれています。
展示内容
特別展では、先ずプロローグとして武蔵野郷土館のあゆみが紹介され、続いて「武蔵野の考古」「武蔵野の産業」「武蔵野の民俗」の3章立てで展示が展開されます。古代から近代にかけての武蔵野の歴史や文化をしっかりと理解できる内容となっています。また、印刷物などの資料も豊富に展示され、当時の雰囲気を感じられる構成になっています。
展覧会の関連企画
特別展に関連して、ミュージアムトーク「特別展『武蔵野の歴史と民俗』みどころ」や、講演会「武蔵野郷土館の思い出」も予定されています。特に講演会では、元郷土館調査員の加藤功氏が当時の思い出を語ります。同氏は武蔵野文化協会の専務理事も務めており、地域の文化について深い見識を持つ方です。まさに見逃せないイベントとなることでしょう。
参加方法と注意事項
展覧会の開催場所は江戸東京たてもの園で、開園時間は9:30から16:30まで。入園は閉園の30分前まで受け付けており、月曜日は休園日です。ただし、月曜日が祝日の場合は火曜日に休園となるため、訪問予定の方は注意が必要です。
この特別展に参加することで、武蔵野の歴史や文化に触れることができる貴重な機会となります。ぜひ、江戸東京たてもの園に足を運び、この地域ならではの魅力を感じ取ってください。
詳細情報
- - 会期:2024年10月5日(土)~12月15日(日)
- - 会場:江戸東京たてもの園(小金井市桜町3-7-1 都立小金井公園内)
- - 公式サイト:江戸東京たてもの園特別展