新型ウェアラブル登場
2015-06-01 12:03:37

視覚障害者支援の新たな一歩!眼鏡型ウェアラブルデバイスが登場

眼鏡型ウェアラブルデバイスで視覚障害者を支援する新システム



視覚障害者の外出をサポートするために、革新的な遠隔ガイドシステム『guide glass』が開発されました。このシステムは、眼鏡型ウェアラブルデバイスを通じて視野や位置情報を他者とリアルタイムで共有し、必要な案内や情報を提供することができる画期的な特徴を持っています。

「guide glass」の仕組みとは



『guide glass』は、主にAndroid OSを基に開発され、試験機としてはGoogle Glassが採用されています。このシステムは、さまざまな眼鏡型ウェアラブルデバイスに対応することを見据えています。特に、このガイドシステムは視覚障害者の外出を助けるために設計されています。

視覚障害者が直面する外出時の課題は数多く、特に歩道上の障害物や交差点での危険が多いです。また、道に迷ってしまった場合、自分で行程を修正することは容易ではなく、初めて訪れる場所での一人歩きは大きな不安を伴います。さらに、白杖を使用するために片方の手が塞がってしまう点も課題です。これらの不安を解消するために、「guide glass」は次のような特徴を有しています。

  • - 通信機能: データの送受信が可能で、遠隔地と連携しやすい
  • - 搭載カメラ: 視野情報をリアルタイムで取得
  • - ハンズフリー利用: 眼鏡として装着することで両手が自由に使える

遠隔サポートで安心した外出を実現



このシステムの活用によって、次のようなことが可能となります。
  • - リアルタイム視野情報の共有: 装着者の視野を撮影し、瞬時に遠隔者と共有
  • - 位置情報の確認: 今いる場所を遠隔者が把握
  • - 音声通話機能: VoIPを利用しての会話が可能

これにより遠隔者は、装着者がいる場所や周囲の状況を把握しつつ、対話を通じて安心感を提供することができるのです。

利用方法と多様な活用可能性



遠隔者側もマルチデバイスに対応しており、PCのウェブブラウザまたは専用アプリをインストールしたスマートフォンやタブレットを利用してシステムにアクセスすることができます。これにより、視覚障害者だけでなく、高齢者の見守りや旅行者へのガイドなど、多様なシーンで役立つことでしょう。

今後の展望



現在のところ、視視覚障害者の外出支援は白杖や盲導犬、点字ブロックなどが一般的ですが、『guide glass』のような新たな技術を取り入れることで、外出に対するハードルを下げることが期待されています。今後もパンタグラフでは実証実験を経て、サービスの早期展開に向けた取り組みを進めていく予定です。

詳細については、特設サイト「guide glass」でご覧いただけます。こちらからアクセス

会社情報

会社名
株式会社パンタグラフ
住所
東京都渋谷区恵比寿西2-17-6代官山ウェスト1階
電話番号
03-5464-1444

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